2018年

9月

06日

町執行部への要望書提出

 昨日の5日に町執行部へ厚生常任委員会として要望書を提出しました。正確には議長宛に、議長から町執行部へということになります。閉会中に常任委員会は閉会中の審査として項目を挙げ、議会最終日に予告します。以下報告です。

 

 今回の閉会中の審査の中心は「保育所の大規模改修」についてだった。1回目の審査で担当課長は町の方針が確定していないので担当課としては答えようがないというものだった。

 

 問題は2回目の7月19日に起きた。委員会審議ができなかったのだ。

 

 昨年の12月に老朽化した保育所2園の現場視察の報告書を委員会としてまとめ、緊急を要するとして予備費からの流用で、700万円かけてささくれ立った床の張替えを行った。傷ついている子どもたちの事例が幾例も報告されており、誰が見ても緊急性を要すると判断し、12月の補正予算審議当日の朝、副委員長と2人で町長に膝詰め談判で掛け合い実行してもらった。

 

 そんなことをしないと実行してもらえないのかと情けなくなったが、どのような運営になろうとも建替えには2年を要する。その間園児たちにこのままで生活しろとは福祉・安全を掲げる行政として情けない。また、一方の保育所には大人用の様式トイレがない。しかもそのトイレも台数は1つ。

 

 妊娠した保育士にとってこれほどつらい職場環境はない。なぜほっとかれるのだろう。軽微なものの不足もびっくりするくらいあるが、昨年と本年の委員会審査で何とかこの8月までには実行してもらえる目処がついた。残るは雨漏りなどの屋根の大修理など。

 

 2回目の審査の日、町長の答弁は「来年4月を目処に園庭に仮園舎を建てる。プレハブのリースで5年間使用。費用は町が負担し、町営か民営化はその間に検討する」というものだった。

 

 どのようにようなもので、金額は? 「何も用意できていない」

 

 資料は何も提示されず、審査できずで委員会は紛糾した。それで用意ができた段階で次回もう一度委員会を設定することになったが、なんとその翌日町長は議長に退職届を出し、1週間後に担当課長も退職。

 

 3回目の8月20日に職務代理者に出席してもらって、補正予算に上程予定と言及のあった案件、資料などについて問うたが、副町長も、担当課職員も、経営政策課(補正案まとめ担当)も誰も知らないという事実が判明した。

 

 何のための委員会審議だったのだろう。

 その経過と要望事項をまとめて要望書として出したのだが、虚しさが先立つ案件だった。

 

参考までに要望事項を挙げておく

  1. 常任委員会が求めた協議事項の回答などについては課内で合意が形成されたうえでの提案であること。また、大型案件に関しては執行部内において情報を共有すること。
  2. 委員会での説明においては、協議・審議のための判断ができる最低限の資料は用意すること。
  3. 委員会での提案については事前準備を丁寧にすることで、委員会運営が速やかに行えるように努力をすること。
  4. 退職等に至る場合は、課内員への引継ぎを行うこと。

 

 

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2018年

9月

07日

粕屋町議会の、議会としての機能は?

 首長が誰であろうと議会は厳しく執行部のあり様をチェックしなければならない。粕屋町議会はそのことを怠ってきたと思う。特に、池田副町長の退職、因町長の退職に関して強く反省する。首長の動向に左右される日常が続いている。

 

 まず因辰美前町長の7月中の執務の在り方2点について述べる。

 

 因辰美前町長は7月20日に議長に退職届を出された。しかしながらその前後ほとんど首長としての仕事はされていないようだ。特に強く感じたのは7月6日の豪雨の日。避難勧告から避難指示命令になった時、そしてその夜、因辰美前町長は役場には待機しておられなかったようだ。

 

 土砂災害の危険からその危険性のある自治体は一斉に避難指示を首長が出したことになる。粕屋町にも2ヶ所該当地区がある。6日の雨の降り方はひどかった。夜中にトイレに起きた時の雨音は強く印象に残っている。

 

 翌朝、8時前からパソコンに向かって各町の災害情報の出し方を検索。粕屋町はその遅れがひどかった。そして8時に避難指示解除。前日の午後から前町長はこの時も体調管理のために不在だったと聞いている。

 

 そして退職届を出す前日の7月19日の厚生常任委員会での言動。子ども未来課の課長と2人だけの思いつきのような内容の提案をして、翌日議長に退職届を出されている。そして子ども未来課の課長もその1週間後に退職。その後、この前課長は町長選に立候補。彼のリーフレットの最初にこの厚生常任委員会での思いつきを挙げている。

 

 今、この議会中も子ども未来課の課長席は空席のまま。しかも決算特別委員会で答弁をした2人の担当者は、今年の4月、7月新任になったばかりでこちらの質問に「よくわかりませんから、調べて報告します」という内容が多かった。

 

 次は池田前副町長の退職時について

 

 池田前副町長は1月21日に退職。退職届を出されたのはなんと、その日。しかも日曜日。入院中の病室に夫人同伴で如何に病気が重いかということを訴えての届け出だったと、これは因辰美前町長自身から聞いている。

 

 池田氏本人の意向は当初2月1日付の退職だった。それが21日となり、粕屋町は給料の10日分近くの給料の返還を求めている。なぜ21日当日になったのかの検証は9月14日の私の一般質問でする予定。

 

 副町長も議長に20日前に申し出なければならないと地方自治法にある。副町長の人事は議会の承認がいるから当然のことだろう。ところが但し書きがあって、首長の承認を得た時はその期日前に退職することができるとある。因辰美前町長は入院中に、退職届を病室で、しかも日曜日に受け取っているのだ。

 

 吉武副町長も教育長もその翌朝22日まではまったく知らされておらず、突然の、寝耳に水ということのようだった。特に教育長は、イベントの来賓出席で21日午前中は同席をされていた。池田副町長は普通の状態で来賓としてスピーチを述べられ、昼食も一緒にとられ、その後病院へ退職届を持っていかれたようだ。

 

 この池田前副町長退職の不可解なあり様を、議会は誰も追及できなかった。退職の事実を知ったのは新聞報道の後。

 

 その後の2月臨時議会では町長は病気のために欠席。3月議会になって初めて職務代理者として吉武副町長を立てたが、12月18日入院からその間、できるということでと病室と、病院から出てきて役場の執務室で仕事をされた。

 

 2月臨時議会でそのあり様を私は厳しく追及し、議案は全部反対したが、なんと議会では全部可決となった?!

 

 その中に給食センターの和解に関する議案もあった。これまた大きな問題としてこの9月議会を揺るがすことになるだろうと予測される事案だが、今までのパターンは私がどんなに反対の声を上げても結局は首長側の論理が通ることとなった。

 

 首長を支持する勢力が強かったということか。またポイントを、支持する議員に抑えられているということか。そして結局は反対する側の勢力が足りず、数で決着。民主主義とは数の論理なのか?!

 

 いくらあがいても多数化工作に対抗できない本田の力量不足。どうする、よしえさん、13年の実績が何にもなっていないよ、と自分に問いかけています。

 

 

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2018年

9月

09日

給食センター委託契約の決算報告の在り方を問う

 8日の夜コメントを頂きました。そのコメントの件を中心に今日のブログを書かせていただきます。

 

 コメントをしてくださった方は箱田あきら氏が副町長時代に対応できたはずなのにされなかったという内容が大筋と思います。その指摘はある意味、的を得ています。ところが当時も、ここが問題ですが,今も粕屋町の内部統制の在り方ではそれができなかったという結論に私は達しています。

 

 もっともそれができなくても箱田あきら氏がされたか、されようとなさったのかはわかりません。箱田氏がもし町長になられたら真相究明を議会でできると思います。14日の一般質問ではどちらがなられても新町長に問いただすつもりです。

 

 また、9月6日に厚生常任委員会で町執行部に意見書を出しました。給食センター建設汚染土処理の時と同じようなことを因辰美前町長と前子ども未来課長の杉野きみひこ氏がされているのです。2人だけの発案で、吉武副町長は蚊帳の外、という内容。もちろん担当課も、予算案件を担当している経営政策課も。

 

 合意形成がなされずに、その資料もないなかで行き当たりばったりのトップダウンの行政のあり様。専門用語で内部統制の不備というようです。これが粕屋町政の実態?議会の監視機能が働かず、かかわった粕屋町議会全員の問題でもあると、議会のあり様も究明したいと考えています。

 

 杉野氏は前町長の改革路線を受け継ぐと立候補の表明をされましたが、上記以外でも前町長のなされたことは、到底受け入れられない内容がいくつもあります。杉野きみひこ氏が当選されると、このような事態はさらに続くという懸念が私にはあります。これも一般質問で町民の皆さんにわかってもらえるように解明していきたいと考えております。

 

 さて今日の本題に入ります。

 

 7日に決算委員会が終了した。委員会採決をする前に給食センターに追加資料として委託契約金の説明の資料を求め、担当課、教育長に再度出席要請をして説明してもらった。が、納得できないことが多い。説明は十分したと言われるが、15年間のSPCとの契約以外の新たな委託としての説明は受けていない。

 

 SPCと町執行部において、その関係では町執行部は追認状態で、支払われるべきものとして数字が出され、それをそのまま支払っているように受け止められる。説明不足だからかもしれない。委託契約しているからこちらからは言えない、委託前は討議資料は議会に出す義務があるが、いったん委託してしまえばその結果の数字の説明は不要というのが執行部の考えかた。委託内容に監視機能は働かないのか、契約通りの執行かどうかは少なくとも検証できるはず。

 

 資料請求の内容

  1. 土壌汚染調査委託(旧学校給食センター跡地部分)費用329万円について
  2. 維持管理・運営モニタリング支援業務委託費用381万円について
  3. SPC業務委託(地中障害物除去業務)231万円
  4. SPC業務委託土壌汚染調査(工事中・工事後)384万円
  5. 給食共同調理場建設地有害物質対策委員会開催について
  6. 配膳支援員の業務契約内容と現状について

 

 新給食センターは29年4月より運営開始しました。平成29年度の町執行部とSPCの対応が

今後15年間の関係の基本になります。町側の解釈が妥当なものか、SPCよりではないかの検証は今しかできません。議会としてきちんと押さえておきたいと思います。

 

 説明の時間は短く、出された資料も概要版で本当に究明したいものが揃っていませんでした。詳細はセンターにあり閲覧可能ということなので、来週調査します。

 

 

 

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2018年

9月

10日

町長選の結果

 町長選の結果がホームページに掲載されています。 ⇒こちら 

 

  • 有効得票数    12520
  • 箱田あきら票    7654  
  • 杉野きみひこ票   4744
  • 得票率      34.66%

 

  今日は新聞が休刊なので困ったな、当選者、得票数が早く知りたいなとホームページを検索。ところが、いつものとおり。この内容に辿り着くのにページを開いてクリックを少なくとも2回はしなければならない。

 

 緊急性があるのでトップページに掲載すべきでは。号外のような形ならできると思うのですが。選挙費用に1,300万円かけているのだから。

 

 町民の皆さんがホームページを開いたその瞬間に結果がわかるように記載要請をします。災害時の対応も含めて練り直さなければならない課題です。

 

 

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2018年

9月

14日

14日の一般質問に向けて

 9月14日から一般質問が始まります。13日に本議会が開かれて箱田町長が所信表明を述べられました。内容は選挙戦での公約通り。否、それよりも短くまとめられていたような気もします。所要時間ほぼ6分でした。

 

 さて14日の今日は4人の一般質問が行われます。私は午後の2番目。昨日の13日の全員協議会に町の顧問弁護士の羽田野氏に来ていただいて、給食センターの和解案についての説明を受けました。

 

 数点質問させていただき、解明・納得できたものもいくつかあります。その内容を踏まえての一般質問の原稿づくり、準備ができていなくてちょっと困っていますが、今から頑張ります。

 

 疲れていたので昨晩は早めに寝て、今は14日の午前2時。真夜中、ホットミルクティがおいしい。虫の音も聞こえます。

 

 やっと秋の気配を感じる余裕ができました。新体制の執行部との一般質問での政策論議。議員としての役割が全うできるよう励みます。

 

 

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2018年

9月

15日

9月議会一般質問を終えて

 昨日一般質問を終わりました。いつもより短い44分間でした。でもいつもより充実感がありました。具体的なことは省き大まかに考え方、ポイント、視点などを挙げ、町長の意見を聞きそれにこちらの意見を言うことに終始できました。

 

 結構面白かったです。でもこれには前提条件があるのですよ。卓球をしていた時の経験ですが、相手によってこちら側のボールの投げやすさが違うのです。相手の力量の違いかな。

 

 もちろんこちら側がそれに勝る力量であればあっけなく相手を倒す、また相手と楽しむことは可能ですが、そうではない場合、つまりこちらの力量がそこそこの場合は・・・・・

 

 今回の一般質問はこちらの投げたボールをきちんと正攻法で返す力量が相手にあり、またその安心感がこちら側の質問もより明確にポイントを押さえることができたのだと思います。

 

 詳しくは連休があるので来週の水曜日ぐらいにはインターネットで再放映できるので見ていただければ嬉しいですね。内容についてはこの次のページでお伝えします。

 

 

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2018年

9月

18日

一般質問 給食センターにおける専門家の登用について

 9月14日の私の一般質問の通告書です。(※スマートフォンの方は横向きがベター)

  1. これからの粕屋町政の在り方について

    (1)副町長の2人制・部長制について

    (2)契約交渉に関して専門家の登用は

       ・給食センター建設に関して

    (3)政策提示における合意形成と内部統制について

       ・老朽化した町立保育所の建て替え問題

    (4)財政の健全化についてその方針を問う

  2. 巡回バスの事業化について

 

 今日はこの中から給食センター建設時における専門家の登用についてを取り上げたいと思います。

 

 9月13日の全員協議会に粕屋町の顧問弁護士の羽田野節夫氏が和解案の謝金(716万円)の説明をされました。その時に、「直接関わっておられないと思いますが、遅延損害金の交渉などで把握された内容の中で、専門家の立場で、町の対応について何かありましたら教えてください」とお断りして下記の2つのポイントについてお尋ねしました。

  1. 遅延損害金について(因辰美前町長時)
  2. 廃棄物の処理費が529万円⇒8千万円になった時の対応(因清範前々町長時)

 ①に関しては相談を受けていたら結果は違ったものになっただろう。

 ②に関しては町の調査がズサンだった。

とおっしゃいました。

 

 これを受けて一般質問で町執行部に①も②も顧問弁護士に相談することを怠ったことが問題を長引かせ、複雑にしていると次のように指摘しました。まず①の遅延損害金から述べます。

 

 工事を中止するにあたって専門家である町の顧問弁護士に相談していないことが問題だったことを指摘しました。中止をすれば当然工事は遅れるわけですから、町に落ち度があれば遅延損害金を要求されるのは当たり前です。この時点で弁護士が介在していればこんなに複雑にこの問題は長引いていなかったと思っています。

 

 因辰美前町長は就任直後、地中ゴミ処理金が8千万円にもなっていたことに驚き、多分ご自分に火の粉が降りかかってくることを避けよう、また前任者が如何にズサンなことをしたのか公表しようという思惑があり、議会に相談、その後マスコミにも記者会見して事の次第を報告され、大きく新聞記事になりました。そして各小学校の保護者に説明会を開かれました。

 

 ここまでは常套手段で納得ですが、肝心の事業者との協議に関して、また、その契約内容にについて顧問弁護士に相談しておられません。どうしてかな、多分その発想がなかったのでは、また慎重さに欠けていたのはないでしょうか。

 

 その時になぜこのような事態が起きたのか、汚染度調査、地中ゴミの量はきちん把握されていたのか、工事者にも責任があったのではという観点から過去の調査を見直す冷静さ、そして顧問弁護士に相談できていたら、と残念に思います。議会もそこまでは言及していません。その後中止は3週間続き、引き渡しは8か月も延び、2億1千万円の遅延損害金を請求されました。

 

 2点目は②の汚染された土を含む地中ゴミ処理費の増大についてです

  羽田野弁護士は町の調査がズサンだったとおっしゃいましたが、私にはそうは思えない節があるのです。

 

 ある事実を隠して物事を進めていたことがズサンに見えたのでは。もしそうであれば、その結果はどうなるでしょう今、住民訴訟の裁判が行われています。過去の公判の内容を読み返していますが、8月1日の公判では私が長年心のひだにしまい込んでいたある疑惑の指摘がありました。

 

 その疑惑は因清範町長時代の2度目の土壌汚染調査についてです。1度目で基準値以上の鉛化合物が検出され2度目を実施しましたが、調査時期、報告の内容について疑問があります。県より応答がないということで認可が下りたような説明をされていましたが、その報告もすっきりしませんでした。

 

 平成25年度に2回の土壌汚染調査が行われ、それを受けて、町は平成26年の3月議会に債務負担行為の議案(15年間で68億円)を出しました。当初のスケジュールでは実施方針の公表は2月の予定で、3月議会前でした。それを議案が可決された3日後にしています。慎重に審議するために議会で継続審議を提案しましたが、認められずに採決、可決となりました。

 

 議案提出前に公表できなかった、建設敷地の汚染についての何かが、2度目の汚染調査の内容に不適切な何かがあったのではないか。当時町にとっては議案を可決させることが最重要課題で、可決しなければPFIでの建設は不可能でした。そのために執行部は報告すべき内容をわざと怠っていたのではないかと疑っていました。

 

 そしてこの一般質問準備中に裁判の公判の結果にそのことが記されいるのを見つけました。この時にあいまいにしたことが、リスクの考え方、町と事業者の責任をこの時に明確にできなかったことにつながり、しかも2回目の調査を弁護士費用から捻出したために、弁護士に相談できず、それが今日の大きな問題になっているのではないかと推察しています。

 

 以上の2点についての解明への道のりはまだしばらくは続きます。因清範前々町長、因辰美前町長の在任中に起きた給食センター建設問題。次の住民訴訟の裁判の公判は10月4日です。その内容で私の疑問点が少しでも明確になればと思っています。

 

 必要な時、そうでないときも無駄とは思わずに専門家の登用、意見・アドバイスを求める姿勢が粕屋町に芽生えることを願っています。

 

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2018年

9月

21日

土壌汚染調査と地中廃棄物の処理に関して

 給食センター建設に関して3回の土壌汚染調査が行われている。1,2回目はSPCとの契約前だったので報告は詳細に行われた。今回3回目の結果は決算特別委員会において数字の報告だけだった。

 

 私は委員会としてこの内容の追加資料、その説明を求めるべきだと、ほかに数点あげて要求し、再度給食センターより説明してもらった。

 

 決算特別委員会の決算案の認定は予算に対する費用が適切に処理されているかどうかの審議なので、その説明を受けて委員会採決では私は賛成した。がしかし、具体的なことになると疑義は募るばかり。説明はしてもらったがあくまでも概要給食センターで閲覧することになった。

 

 ほかの2名の議員とセンターで説明を受けたが、それでも納得できないことがあった。職員は今の立場でできる範囲のことを一生懸命しているのは伝わるのだが、何かがしっくりこない。

 

 何が問題かというと、3回目の地中障害物の検査の結果の説明がなく、前2回行われた内容との比較で、現時点で鉛の含有は基準値内というきっぱりとした説明がなかったことだ。膨大な資料を全議員に報告するのは難しいとの担当者の発言だったが、契約前ではそれを行った。

 

 説明を求めた資料に平成30年4月に「平成29年度廃掃法指定区域における工事後モニタリング調査報告書」として平成29年7月から平成30年3月末までの報告書が提出されたという。ならばなぜそれを議会で説明しないのだろう。給食センター建設特別委員会を開いても報告事項がないということで開催されていない。

 

 付帯決議を付けたSPC事業議案、一端は否決までした議案、丁寧な説明をするという約束だった。それが委託費○○〇でしたというだけで納得いくだろうか。

 

 実は、私はこの内容と前回2回行われ調査行われたで、鉛を含むセンター敷地の廃棄物の全容がわかると密かに期待していたのだ。業者に委託をしている場合はその内容の説明をする義務は執行部にはないのだ。だからこそ工事が終わった段階で数字の説明求め、その全容を把握する必要がある。今その時なのだ。

 

 その上、地中障害物除去費用が繰越明許として3件あったことが記載されているが、なぜ粕屋町が一方的に工事中の廃棄物のモニタリングまで負担しなければならないのかわからない。

 

 工事を中断したために遅延損害金の請求を受けた時期にSPCとの契約を平成28年6月にやり直している。その結果モニタリングの費用が粕屋町負担となっているが、その内容が当初からの契約(当初はSPCの負担だった)とどう違うのか、これも不明なのだ。

 

 当初の契約がずさんだったとの発言が関係者から言われているが、果たしてそうなのか、前の契約、今の契約、共に業者の言いなりになって払う必要のないものまで払っているのではないかという疑問が湧いてくるのだ。

 

 SPCという巨大組織に向かうには粕屋町の体制はあまりにも貧弱だったが、それでも懸命に頑張っている職員がいる。そのことを応援したいが、なにせこちらにも知識がない。法律と建設の専門家が必要だ。しかも議会でチェックするにはその専門家と同等の知見がそれぞれの議員にいる。そうでなければチェックなどできない。高い山がそびえたっている。その山を制覇したい。

 

 

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2018年

9月

22日

庭の秋、見つけたよ

庭の彼岸花。

どうしてこういつも同じ日に咲くのだろう。

 

光のアート。

 

光を浴びると怪しい赤色になりますね。

 

 

 ヤブランです。なぜヤブランというのか。草陰にひっそり群生して咲くということでつけられたようです。花言葉は「謙虚」、「隠された心」、「忍耐」。日陰でも咲く耐寒性、耐暑性に優れた、強い花だとか。見習いたいですね。

 

 

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9月

23日

地域公共交通のシステム作り

 慌ただしかった9月議会が終わりました。正直、ホッとしています。きちんとキャッチボールできる執行部とのやり取りは、決して目立たないけれど、粕屋町の地方自治度は確実に上がると思います。

 

 その中で嬉しいことが一つ。箱田新町長の所信表明の中から取り上げます。これは公約として選挙期間中に何度も、冒頭やまとめで述べられた内容です。私の賛同書も、この件が強く影響しています。

 

 ふれあいバスをはじめとした地域公共交通は、子どもや車を運転しない高齢者にとって生活に必要な移動手段です。行政、地域住民、交通事業者が協力して町に最適な全体像を描き、地域公共交通も道路や上下水道と同じ暮らしを支える社会基盤施設の1つとして再構築を行います。(「住みやすいまちづくり」より)

 

 ふれあいバスを社会基盤施設の一つと言及されたことを高く評価します。歴代の町長は必要だとの認識はあったようですが、ここまで深く捉えることはできなかった。

 

 「必要なことはわかっているが、財源が・・・・・」という言葉が何度繰り返されたことでしょう。

 

 今までの行政の回答はこれに終始していました。箱物のように建設の時だけ財源を考えればいいのではなく、恒常的な維持費が、たとえ料金を取ることになっても、必要になるのです。また、西鉄という大きな事業者との競合が懸念材料となっています。

 

 この施策の是非を判断をするときに、単なる巡回バスの利便性の向上とかではなく、社会基盤の一つとして捉えられているところに、公共の福祉の取り組みの王道を歩く方という予感がしています。

 

 実際、どの程度の改革ができるかは未定ですが、少なくとも基本的な考え方では一致です。共に進みたいと強く願っています。

 

 

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9月

25日

ふるさと納税の可能性

 昨日のブログのコメントに箱田町長の所信表明の中で、「バス停にベンチを」をさらに嬉しく思ったと書いてくださった方がいた。

 

 そこで一案。ベンチをふるさと納税で集まった寄付で作ったらどうだろう。昔アメリカの公園で名前入りのベンチを見かけた。その方の寄付による椅子の設置だった。遺産なども大学へ寄付することで、その方の名前を付けた学舎などがあるようだった。

 

 自分が寄付したベンチがバス停や公園にあり、お年寄りや子どもたちの安らぎの場となる、想像するだけでちょっとワクワク?!

 

 ところでもう一案。

 

 大阪府泉佐野市のふるさと納税が日本一で話題になっている。記事をよく見ると財政破綻寸前だった市の財政に「活」を入れるために始められたようだ。こちら⇒

 

 箱田町長もふるさと納税の取り組みを積極的にしたいと選挙中の街頭演説で話をされていて、提案したいことがあると心に秘めていた。

 

 それは町立保育所の建て替え財源を「ふるさと納税」の運用で、ある程度賄う、ということだ。昨年の粕屋町のふるさと納税の額は1億1千万円集まっている。一昨年からすると倍以上の急な伸びがあるのだが、それはある品物が加わったこと、楽天のサイトを利用するようになったことが大きな要因。

 

 議会だより3月号に平成30年度に予算化した内容が掲載されている。利用しない手はない。

  • 子育て支援 2,200万円
  • かすやこども館運営管理 2,600万円
  • 私立・町外保育施設等運営 2,100万円
  • 町立保育所運営管理 400万円

 

 

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