女性が男性と同じ土俵で戦うということは、今の日本の地域社会ではものすごい困難があるということを実感しています。
まず第一に男性と同じ土俵に上がれないのです。
12月1日の福岡県議補欠選で初の女性候補として「今村けいこ候補」は22年間の保守党員としての実績、須恵町議会での副議長までした地域リーダーとしての政治家のキャリア、それをもとに県議会最大保守党に公認申請を出しました。
ところがその申請が却下されたのです。
党の女性局が強く推薦したにもかかわらず、です。
その保守党の女性議員は県議会では44人中ゼロ。県議会全体で女性の占める割合は15%ですが、最も力があり、県政に影響力のあるその党には女性の存在はなく、実績のある党員に対しても女性であるがゆえに(?)申請は下りなかったのです。
何度も党での協議はなされたようですが、その最大与党の公認は誰にも下りませんでした。
今村けいこ候補は、結局、保守系無所属で出馬する決心をしました。
告示日3日前の11月19日のことです。
選挙カー準備、選挙ポスター印刷、それを糟屋郡全域に貼る手配、それはそれは大変だったのです。
応援するスタッフは誰も県議選の経験がありません。まさに草の根の選挙。糟屋郡民皆さんの良識、女性の奮起への呼びかけが頼りという、糟屋郡始まって以来初の女性候補の「困難を極める闘い」です。
本田よしえも一ボランティアとして活動に加わり応援しています。
肌でこの日本地域社会の実情を実感しています。
糟屋郡の女性の皆さん、投票権の行使で是非女性を県政へ送り出してください、否、送り出そうではありませんか!