先進2自治体の差

 行政視察の報告です。

「公立保育所の在り方」に関して、7月2・3日関東圏の2つの自治体に文教厚生常任委員会のメンバーとして視察に行ってきました。

 粕屋町議会では平成元年に提言書「老朽化した町立保育所の建て替えについてー保育・子育て支援センターの構築の視点からー」を出しました。そのときに参考にさせてもらったのがA自治体とB自治体でした。

 

 昨年新たに建て替わった中央保育所が粕屋町全体の保育所・保育園の要になるよう、町に対して更なる提言ができるようにと取り組んだ研修視察です。

 

 最初に行ったA自治体は国の施策や少子化の波に襲われ停滞気味。

 

 意気消沈していたところ2日目に行ったB自治体は当初のプラン通りにがっちり実践。

 この差は何でしょう。

  まず感じたのは職員の方の意気込みの差。A自治体は男性の職員、しかも事務端ばかりのよう。B自治体は園長経験者の女性の所長さん他4名の女性含めて、計7名の方が列席されての説明で圧倒されました。

 

 民営化を断行せざるを得なかった自治体の中で、公立保育所の在り方に真剣に向き合い、討議を重ねてこられた実践の積み重ねが自信となって言葉の隅々に表れていました。

 

 それを可能にする執行部の姿勢、それに加えて優れた実践計画に基づく検証サイクルが生きている、そのことが学べて本当に良かったです。

 

 この点を特に粕屋町に持ち帰り、検証サイクルを重視した保育プランを作るよう提言しようと思います。