町の芸術家、中村俊二氏の作品展が11月18~20日までサンレイクで開かれました。
「水龍」という作品、目に魂が吹き込まれ、今にも迫ってきそうな鬼気に満ちた作品です。
中村氏は粕屋中学時代の同級生です。
一年中稲わらと向き合っている不思議な友。まず稲づくり、収穫、稲藁の加工。1本1本にどんな願いを込めたら、こんな作品になるんでしょうか。
にこやかな笑顔の底に、秘めたる情熱があるに違いありません。
この赤米の細い稲藁が、中村俊二氏の手にかかると、上段のような「水龍」に出来上がります。
稲の収穫だけでもこの異常気象の中、さぞかし大変だろうと思いますが、それをこのような作品にまで仕上げる「藁工芸」。
九大農場後地にできる国指定の「阿恵官が遺跡」の周りにも赤米を植えて、往時の人の暮らしをしのびたい。そして交流館に彼の作品を飾ることができたらいいな。