6月23日に教育委員会主催で「粕屋町立小中学校教育説明会」がありました。
毎年、年度初めに各学校の方針の説明があり、翌年2月に報告があります。粕屋町の小中学校6校の校長先生と主幹教諭の先生がそれぞれ分担して発表されます。
まず教育委員会の指導主事が「粕屋町教育行政の目標と主要施策」をパワーポイントで説明され、次に各学校の発表も同じくパワーポイントを使っての発表です。
その中で、全国学力テスト評価の結果、不登校の取り組みに関しての数値は、この場だけの発表に限られていて、資料には掲載がありません。感じたことを述べてみます。
●学力
学力は現在どの学校も全国平均より上です。ある学校などは4ポイントもうわまわってました。どの学校も平成26~28年度ぐらいからグーンと伸び始めています。
これは私の分析ではブックスタート事業が大きく作用していると確信しています。粕屋町でこの事業が始まって12年後の子どもたちの学力が、グラフで示される通り大幅にアップしています。読書力が大きく貢献していると思います。
2000年に町立図書館ができて、その年から赤ちゃん絵本の読み聞かせボランティアを始めました。ブックスタート事業の開始や子どもの読書環境を、地域・学校で重点的に整備していただくように一般質問などで求めてきました。
●不登校
全国どの学校でも増えています。粕屋町の場合では私が6月に一般質問した時の教育委員会の答えを公表します。
※定義は病気などを除いて年間30日以上欠席の場合です。
小学校が令和4年度は83人(2.4%)昨年より24人(0.7%)増。中学校では98人(5.9%)、昨年より22人(1.1%)増でした。大規模校が多いので全国平均より高い数字です。
学力も不登校問題も、どの学校もその学校の特色を生かした対策の説明がなされていました。
私たち参加者だけではなく、各学校の先生方にも他校の取り組みが手に取るようにわかるこういう発表会は、先生方ご自身の刺激にもなっていることでしょう。
来年2月の報告を期待します。