5月25日のブログに書いている、6月議会の一般質問の原稿が思うようにはかどりません。
議場において私の質問内容と執行部の答弁がかみ合わなければ意味がないのですが、子ども基本法成立後の町の取り組みがどのくらい進んでいるのか見当がつかないので、一般質問が空中分解するのではと案じています。
この1問めのこども基本法においての粕屋町の取り組みの大きな焦点は、こども施策に こどもの意見を反映させることなんですが、今までこのような観点で町は子育て支援、教育施策を取り組んでいないので、そのノウハウがあるとは思えないのです。
今まで経験がないということを分かった上で取り組みをしなければならないという困難さを、町執行部がどのくらい把握しているのか、また、そのことを理解してもらうにはどうしたらよいか、そこに未だに留まっているので、質問内容を深めることができていないのです。
こどもは安心感がないと本音は出しません。親にさえ心を開かないことが多いのです。そんなこどもに「意見を言ってもいいよ。あなたの考えを聞かせてほしい、施策に反映させるから」というだけでは意見は出ないのです。
一人一人のこどもには「生きる権利」、「育つ権利」、「守られる権利」、「参加する権利」があり、それぞれの権利は私たち大人が保障します、と心から伝えないと自分の本音は出さないでしょう。
その権利を誰がどのようにして教えるのでしょうか。その道筋がたっていないのです。こども基本法は成立していても、です。
国や県からの指示待ちかもしれない、明確な答えをもらえないかもしれない、そんな思いがちらちらとしているのです。
2番目の不登校や、3番目のSOSの出し方を子ども自身が学ぶという問いはあくまでもこども基本法に対する理解を深めてもらうための例題としての質問としています。
何とか前向きな答えを引き出したい、とにかく頑張らなきゃと思います。