1月20日に久留米市で福岡県女性議員ネットワークの視察・研修を行いました。
内容は「全国初、既存公共建築物のZEB化工事」で、講師は環境部環境政策課、都市建設部設備課、同じく営繕課の3人の職員でした。
ポイントは
2019年にZEB化可能性調査を4施設行い、ZEBランキングを確定。環境部庁舎において環境省補助事業の採択、2021年度に施工。以下スライドより説明します。
ZEB化とは(Net Zero Energy Building)の略で、定義としては快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物。
今回の取り組みを図で表せば下のようになります。
ここで注目すべきはすべてにおいて、地場の事業者さんで施工が可能ということだそうです。
特別の技術は不要で、工事費を低く抑えられ、そのノウハウを地域に広げることができ、地場産業の育成につながるということで、なるほどと、その職員、ZEB化チームの姿勢を参加した全議員が高く評価しました。
その職員集団は、彼ら曰く「あきらめの悪い職員で、粘り強く」、つまりやる気のある職員が集結し、しつこく活動したとのことでした。
実際にされたことは以下のとおりです。
結果として、2021年2月より電気購入費が下がり、昨年の夏は8割以上の削減があったそうです。
キーワードは「空調機器の改修」。それをトータルで考えるということだそうです。
粕屋町役場庁舎も2年後にその空調機改修の全面的な工事を予定しています。
ぜひ職員の知恵とやる気で既存の技術を使っての挑戦をしてほしいな、そしてその応援をしたいなと心より思いました。