11月中旬、ご近所の男性の高齢者から、役場の1階のトイレで転倒してとても困った、どうなっているのかとお叱りを受けました。
お話を伺うと、「和式トイレの床のタイルで足を滑らせ、捕まる場所もなく、立ち上がれず動悸がし、いっそ救急車を呼んでもらいたいと思ったほどだった」とおっしゃっておられました。
たまたま役場の職員がトイレにいてくれて助かったと、ご病気がおありになるということで、奥様もとても憤慨しておられました。
早速役場の管財係に問い合わせたり、介護福祉課にも問い合わせに行きました。 水を使った掃除直後の湿り気が大きく作用したようです。
私としては事の重大さを感じ、せめて床だけでも乾式に改修してほしいと思ったのですが、予算がかかるのでそう簡単にはいかないようでした。
その後、宇美町議員のファイスブックで宇美町役場の事例紹介があったのを見つけ、9日に早速訪ねました。粕屋町より古いのですが、昨年改修されたとのことでした。
行ってみてとてもきれいになった乾式トイレを見せてもらい、担当の係の方からそのいきさつを伺いました。90%の交付税措置がある公共施設関連の補助金を使われた説明を聞き、早速いただいた資料をもって、本日、箱田町長に面談に行きました。
来年の予算を考えられるこの時期に検討してほしいと思ったからでした。町長からは予想以上の回答をいただき、ちょっとホッとしています。
その時にもう1点追加で提案したことがあります。宇美町役場では「サイン」、標識がとても見やすく統一された明るい色で、こちらも元気になる雰囲気でした。
サイン1つでこんなにも安心感が増すのかと不思議な印象を持って帰ったので、粕屋町でも是非にと思ったのでした。
粕屋町役場は平成23年ごろ役場ロビーの改修をしたときにサインもデザイン化しました。当時としてはとても斬新でしたが、それ以後手を入れてなく、トイレの案内も小さく、よくわからない内容に思われます。
役場はまちづくりの拠点、多くの町民の憩いの場所というくらいの発想があってもいいのかなと感じました。これから提案していこうと思います。
下の写真は2つの町の役場のトイレのサインです。感想・ご意見がありましたら是非お願いいたします。
•粕屋町役場の案内板
•宇美町役場の案内板