私がこれからの子どもたちに望むのは精神的な「自立」です。
自分の思いを論理的に発信できる子ども、それには自己肯定感が必須、私自身に足りなかったものでもあります。
劣等感にさいなまされて、びくびくして過ごしたこれまでの人生。人はその逆が私と思っておられますが、心の奥底に眠っている劣等感が、最終的な判断が必要なところでニョキっと顔を出します。
まわりが求める自分を演じる、最終的には妥協する、そんな自分が嫌でした。
あるがままの自分を出すことに躊躇、これって何がそうさせるのか、自分自身でも疑問でしたが、70歳を超える今になって、少しずつ解明できるようになりました。
これまでの人生がそのことによって大きくゆがんだとは思いませんが、常に葛藤を抱え、ここまで来ました。
親、社会の流れ、心の弱さ・・・・・etc.
幼児期にあるがままの思いを受け止めてくれる環境があったら、きつくてもっと人生を楽しめる自分になれたのではと思います。
でも決して遅くないのです。いつでも気がついたときに修正できる強さもこの70年の歳月が、過去の自分をやっと肯定できる自分が、今ここにあります。
その喜びを多くの人に伝えたい、そして子どもにはその環境を与えることができるように努めたいと思っています。
絵本の読み聞かせ、調べ学習、友との切磋琢磨の学び合い・・・・etc.
図書館が私の心のよりどころです。
粕屋町立図書館横のせせらぎ公園のノカンゾウ。
役場から仕事を終えて、右側の図書館の窓奥に読書している町民の皆さんの姿をキャッチしながら、左側では水の流れ、季節の花を感じることのできるこの小道が私のお気に入りです。