8月31日、稲永恵子さんの「夏の夕涼みコンサート」が須恵町のカルチャーセンターで開かれました。稲永恵子さんはメルヘンフレンズの会員、そして夫が所属するコーラスグループの主催者です。
体の調子がいまいちなので参加を迷ったのですが、夫の車に乗っていれば着くので、また、なんと自転車で行く予定だったという友人をも誘ってともにお出かけ。
内容はとても芸術性の高いもので、心地よく聞くことができ、体の芯がほぐれたような気がします。
1時間の内容なのに、お一人で13曲盛り込んであり、イタリアの歌劇アリア、金子みすゞの詩の世界による歌、そして陽水、さだまさし、アンコールは石川啄木の「初恋」・・・・
特に、金子みすゞの詩にメロディがつき、それを歌ってくださった8曲、しかも3人の作曲家による競合。
ファンタジーの世界にいざないながらも、センチメンタルな中に光と影がある、けれども全体がひとつのハーモニーになって溶け込み、人の心に響く。身近で、こんな素敵な構成と歌声を聞けるなんて、最高でした。
絵本の世界に通じるなと感じ入った次第です。
つゆ (金子みすゞ、高嶋みどり作曲)
だれにも いわずにおきましょう
あさの おにわの すみっこで
はなが ほろりと ないたこと
もしも うわさが ひろまって
はちの おみみに はいったら
わるい ことでも したように
みつを かえしに いくでしょう
※本日の午前9時。ひょっとしてつゆがまだ残っていたらと思ったけれどなかったので、つゆ草の写真を撮りました