ピースの涙

 先日の夕暮れ時に駕与丁公園を散歩していた時の写真です。帰ってパソコンに取り込みましたら、雨の雫がバラの涙のように見えました。

 

 5月14日にフィンランドの大統領はロシアのプーチン大統領に電話し、北大西洋条約機構(NATO)への加盟を数日以内に申請する方針を伝えたと報道がありました。

 

 ロシアのウクライナ侵攻から2か月半、政局は新たな局面を迎えることになりそうです。フィンランドは西欧とロシアの間で伝統的に中立路線を維持してきましたがロシアのウクライナ侵攻を受け、政策転換をしました。

 

 承認され、フィンランドが攻撃を受ければ、NATOが動かざるを得ない、全面戦争への火種を作ることになります。

 

 先日のマリン首相(フィンランド)の訪日はそうしたフィンランド外交の流れで、日本にも支援を求めるというもののようでした。

 

 そして、今日は沖縄本土復帰の記念日。ところが。島民の期待もむなしく米軍基地はなくなるどころか、中国の動きに呼応して軍事基地としての強化策が活発に進んでいるようです。

 

 写真のバラはピースという名のバラです。第2次世界大戦中にフランスで生まれ、ひっそりとアメリカに持ち出され、無事に生き残った名花で、その由来から「ピース」と名付けられました。

 

 駕与丁公園のあずまやのすぐそばに咲いています。

 

 大好きな北欧のフィンランドが戦争に巻き込まれませんように、ロシアがウクライナから撤退し、一日も早く平穏な日が来ますように、そして沖縄からアメリカ軍が撤退し基地なき島になりますように、ピースという名のバラに祈ります。