1月12日に、文教厚生常任委員会で「未就学児の保育・教育における町立保育所の果たす役割について」の研修会を行いました。
講師は西日本短期大学保育学科教授の冨永明子氏でした。冨永教授は「粕屋町子ども・子育て支援会議」の会長もしていただいている方です。
この研修会は、町立保育所の建て替えに関する特別委員会が1年前に要望したものが予算化され、本来議会全体でとの予定でしたが、他の視察研修と重なり、文教厚生常任委員会メンバーだけでの研修会になりました。
このメンバーで基本的には今後も調査研究をすることになるので、質疑の時間も増えたことで一体感(新人議員2名も含めて)も生まれ、専門性を高めるにはちょうど良かったかなと思われました。
粕屋町には町立保育所3か所、私立保育園7園、と私立のこども園1園があります。そのほか町立の幼稚園が4園、小学校に入る前の未就学児施設がこれだけある粕屋町規模の自治体も珍しいのでは。
それだけ子どもの数の多い元気な自治体といえるでしょう。
町立保育所2か所を民営化する計画が町から発表されて5年が経とうとしています。保護者の反対が強く、結局はその当時の町長が退職、そして選挙となり、現町長は子育て施設の整備を公約にされて当選。そして令和4年度の当初予算には中央保育所の建替えの予算を提案される運びとなりました。
住民の強い願いが実現されようとしている今、私たち議会には何が求められているかというと、未就学児施設の「要」として町立保育所の機能強化を推進することだと認識し、町の整備計画を後押しすることが大事だと思われます。
そうした中での研修会、とても意義深いものがありました。
内容については次回にまとめます。