9月議会の賛成討論②決算認定の難しさ

 昨日に続き、9月議会、賛成討論の2つ目です。

 

 令和2年度粕屋町一般会計決算の認定についてです。賛成の立場で討論しました。

 

 歳入220億3986万円、歳出214億2010万円、実質収支5億4720万円です。コロナ禍の中で、国より定額給付金など地方創生臨時交付金などで71億円も膨らんだ会計です。

 

 審査をすることに覚悟が要りました。

 

 評価できること2点と指摘しておきたいこと1点を挙げます。

 

評価できること

健全運営となっていること

財政調整基金(貯金)の取り崩しが10億円もありましたが、9億円以上積み立てができたこと。

財政力指数が0.01ポイント上がっていて、これは福岡県平均等と比 較して良好な値(監査員の評価)となっていること

 

収納率が2021年3月の福岡都市圏広域行政推進協議会(10市7町)発表ではトッ

となっていて、決算報告での説明内容、町の収納体制をとことん活用しての

的確な徴収の様子など、職員の頑張りが伝わってきたこと

 

指摘しておきたいこと

・ある事業の説明で、事業の目的、成果、分析などが一切なく、数字の読み上げに終わったこと。この事業は町長の施政方針、「わかりやすい予算にも重点施策として位置づけられたものです。

 

 ことさら指摘する必要はないのでは、という考えもあると思いますが、私はこだわります。

 

 粕屋町では町の事務事業を総合計画に紐づけおり、それぞれの事業の成果が数字に結果として出る仕組みをこの10年で作り上げました。その狙いが、追跡姿勢が弱まったのではないかという危機感を感じたのです。

 

 指摘はしましたが総じて内容は良く、箱田町政は頑張っていると評価しています。

 

 夏の名残の玄関先の千日紅。雨で花壇の花も傷みました。そろそろガーデニングに取り掛かります。