エリック・カールの絵本作り

  9月12日にアメリカの絵本作家エリック・カールさんの放送がありました。NHKがゲストを招いて過去の番組を再放送し、振り返る番組です。2000年にエリックさんの活動場所アメリカのノースハンプトンで作成されたました。

 

 ワークショップ形式でエリックさんが子どもたちに「絵本づくり」を伝授するという内容。エリックさんのお話する態度が素敵でした。当時は70歳くらい。子どもたちに接する接し方があくまで優しい、本当に優しい。

 

 番組の中でのエリックさんの言葉を拾い集めてみました。

 

失敗を恐れないで

・線からはみ出しても大丈夫

・失敗から学ぶことはたくさんある

・学校はイヤでした。私の絵本があることで学校が楽しくなってくれたら

・色と恋に落ちたんだ

・良い先生は自分の真似をさせるのではなく、生徒たちを刺激する人

・常識や先入観にとらわれず自由にものを見ること

・頭のねじを巻いて想像力を働かそう

・心の声に身を任せて

 

 エリックさんの絵本はコラージュといって手作りの色紙を切り合わせて作るので、独特の質感と色合いが生まれます。

 

 あおむしが食べる様子をイメージさせるために穴の開いた絵本を作られましたが1967年当時アメリカではできなくて、日本の印刷会社が受けてくれ、日の目を見たというエピソードにびっくり。

 

 我が家の3人の子どもにも繰り返し読み、そして今私は、仲間とともにこの本を使って新しい絵本運動(ダイアロジック・リーディング)を起こしたいと考えています。

 

 絵本を間に、子どもたちとの対話を通して、子どもたちの好奇心を揺さぶり、絵本の楽しさを共有するのです。

 

 が、これはこれまでの常識を打ち破る意識改革と言っても過言ではなく、子どもの自尊感情を高める、かなり高度な試みなので躊躇するところもあるのですが、エリックさんの子どもに「生徒たちを刺激する先生」、「失敗を恐れずに」という言葉かけに100倍の勇気をもらった気がしています。

上の写真は私が持っているエリックさんの仕掛け絵本の紹介です。ワクワク感が伝わるでしょう。

 

左の写真は議会に持っていっている私のお弁当箱。

 

幼児向きに作られたもので小さいのですが、今の私にはちょうどいいのです。

 

 なぜっておかずが少なくってもいいし、食べ過ぎにならないから?!