教育委員会の報告です。
一昨年の箱田町長の施政方針に掲げられた施策の一つにスクールロイヤー(学校弁護士)の配置がありました。令和2年度の報告では39万6000円という経費です。
配置の目的は、学校現場において、いじめや不登校、保護者とのトラブルといった様々な問題が日々発生し、法や法的価値観に基づく解決や予防が求められる状況となっており、そうした中での弁護士から助言を受けられるようにというものでした。
令和2年度の報告では学校で発生する様々な問題について、法律の見地から学校に助言を行っているとあり、費用対効果の高い施策だと評価しました。
また粕屋町ではスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーを町単独で雇用しています。思い切った採用です。
複雑な社会構造の中で、各家庭、学校では従来の取組では解決できない様々な問題を抱えています。教職員とは違った立場での対応は学校現場の問題解決に大きな役割を果たしているようです。
学校教育課にはまた、教育の専門家として指導主事という、教育現場の優れた業績を上げられた方の職員配置もあります。今の方は5代目。教職員研修や学校経営、教育相談などに従事しています。
小・中学校併せて5,022人の子どもたちの学力が伸びている大きな要因だと思います。