粕屋町男女共同参画推進条例が改定されました。「相談窓口」の設置が具体的に一歩前に進んだのです。
役場の女性職員がハラスメントを受けたとして休職中という事実があります。しかし内容を吟味すると彼女が20年前に受けたとしているセクハラで傷つき、それが尾を引いているようです。
その事と4年ほど前に起きたハラスメント(これはその女性が主張しているのですが、問題の発端に関係したと思われる職員はその後すぐに退職に追い込まれたようです。ただ、事実は定かではありません)に関して様々な問題があるように見受けられます。
見識を持った外部の有識者の判断を仰ぐべきだと心底思いました。
町執行部は私が以前から主張していた「相談窓口の設置」、そしてその具体的な執行制度、苦情処理制度の導入を今回、条例の一部を改定する形で議案提出してくれました。全員賛成で可決でした。
1年前の3月議会で私は新聞記事を例に出し、提案しました。完全なる第3者の、しかも弁護士など有識者が、本人の意向に沿って調査し、法的な見地から、町や企業関係者に是正を提案することができ、対応しなければ公に公表するという仕組みです。
平成27年度に男女共同参画推進条例ができた時にこの制度を導入したかったのですが、粕屋郡全体では、この条例を策定している自治体が少ないという、県内でも最も遅れている状況だったので、そこまでの提案はできませんでした。
4年間の思いが実現しました。セクシュアルハラスメントを受けたとしているこの女性職員もこの制度を利用されたら、違った角度で物事が進むかもしれません。