今期最後の定例議会が終わりました。正直、くたくたです。
令和3年度の一般会計の予算案の内容は評価できるのですが、実は、町債の額が平成14年度からの20年間で2番目に多い19億円なのです。
これをどう解釈したらいいのか、ずいぶん迷いました。いろいろ調べてみました。結局は町長の施政方針にあるように「財政調整基金からの取り崩しを前年度から減少し、投資と財政規律を踏まえた予算」に落ち着くのです。
町債は多いのですが、そのうちの半分は教育関係の公共施設等個別計画に基づく各老朽化施設の改修工事です。また、九大農場跡地の先行取得による起債は88%、国と県から戻ってきます。
清掃センターの解体工事は必要不可欠の事案。長年の懸案事項の町立保育所の建て替えについての委託設計料2,540万円も入っています。ところがこの内訳は施設整備事業債950万円(70%交付税措置されるもの)と、ふるさとづくり基金からの1590万円を当てています。心憎い配慮です。
町長の慎重に、慎重にと、これまでの難題解決を何とかクリアしようという意気込みに心打たれています。
もちろん賛成討論しました。そして全員賛成で可決となりました。
今後私はこの借金への対応に責任を持ちたいと思っています。必要なものは必要です。その中でのやりくりは各家庭の家計運営と共通するものがあるでしょう。教育費の山をどう乗り越えるか、家計簿とのにらめっこしておられる家庭も多いでしょう。
私は議員として、もう少しこの予算の行方を見守りと考えています。
庭先のレンギョウから元気をもらいます。