12月議会の一般質問で女性リーダーの養成について問いました。
男性にはリーダーとしての能力を磨く様々な機会が与えられています。人はその与えられた役職で大きく伸びます。その分責任も重いのですが。
ところが女性はでしゃばるなというネガティブな空気があって手を上げるのを控える方が多いのです。
女性の側にも流れに身を任せた方が楽な部分があり、あえて前に出ることを選択しない場合もまた多いのです。その分社会人としての能力を伸ばす機会を失っていると私は感じます。
ところが今、そのしっぺ返しが来ています。コロナ過で真っ先に首を切られるたのは非正規雇用の女性たち。また、8月の統計では女性の自殺率が異常に高くなっています。
コロナ過で夫とともに在宅勤務していても家事・育児は女性の方が負担している場合が多く、仕事ができなかったと嘆く方も多かったと聞きます。
育児も家事も互いに分担し、責任ある役職について仕事の技、社会性を磨く。その人の能力に応じてそれに値する仕事、役職が当てられ、男性と対等に仕事ができ、賃金ももらえる。そんな世の中にならないかと思います。
昨年デンマークに行って垣間見た社会。育児や介護は国の責任、仕事のスキルもみがけ、自由にいきいきと生きている女性たちに出逢いました。
アメリカでは女性の副大統領が年明けには誕生します。カマラ・ハリス女史です。11月7日の民主党勝利が決まった時の演説はすごかった。心を震わせた多くの女性がいたと思います。私もその一人。
「私は初めての女性副大統領になるかもしれませんが、最後ではありません。なぜなら今夜、これを見ているすべての小さな女の子たちが、この国は可能性のある国であるとわかったからです」
果たして日本はどうでしょうか。可能性を見出せますか。?です。
私たち大人の女性は未来のために、次の世代のためにリーダーとなる女性を育てる土壌つくりをしているでしょうか。これも?です。
更に私自身で言えば、「ノン」です。
目先のことばかり捕らわれて、そこまで考えるゆとりがありませんでした。ところが今年、コロナ過で多くの考える時間を頂いたことが幸いしました。今は少しずつ着実に前へ進む手立てを提案できる気がしています。
12月の一般質問は具体的な手立てとして、女性の「防災士」の養成を提案しました。詳しくは次のページで。