11月24日に「町立保育所の建て替えに関する特別委員会」がありました。私が委員長なので今日はその報告書を作成しているところです。
仲原保育所・中央保育所の町立による建替えは3年前の、利用者の皆さんの9000筆以上の署名活動があり、それにより議会も全面的に支援する形で特別委員会を作り、2年前には提言書まで出しました。
ところがその後の進行が思わしくなく、是非とも12月議会前に委員会に出席していただいて、町立保育所の建て替えに関して来年度の予算にどのように盛り込むご予定なのか、お話を伺いたいと町執行部に出席要請をかけていました。
そして会議が始まり、資料の報告後の箱田町長の発言は明確で、見事でした。「町立保育所を公立で整備することは私の公約でゆるぎない方針。公立保育所を確保しておくことに何ら変わりはない」。
政治家として真摯に町民に向き合い、誠実な答えを出してくださいました。町財政に対する負担が大きいので心配していましたが、その明確さに圧倒されました。
国は私立による建て替えを進めていて、町立の場合には福祉施設建設の起債に対する交付税措置はあっても、何ら具体的な援助はありません。そうした中での町長の発言は重みがあり、いぶし銀のような輝きさえ放っています。
「まずは中央保育所を建替えたい、工程表に沿って予算の中に組み込む」ということでした。
経営政策課の課長を経験されているので、町の財政運営には自信がおありだと思います。その町長を信頼して、「誰一人取り残さない安心安全の町、粕屋」の構築に私も尽力したいと心から思いました。