「英雄たちの選択」コロナ編

 

 8月19日のNHK番組「英雄たちの選択」は秀逸でした。最近は新型コロナウイルスに関することで頭が一杯。今後どうすればいいのか、政治家の端くれとして何ができるのか、思い悩むことが多かったのですが、幕末からの3代にわたる「英雄たち」の行動を知ってとても勇気をもらいました。

 新型コロナウイルス感染者への対処は保健所に権限があり、粕屋町のような町村レベルの自治体では対策が見いだせない。県・保健所の対応待ちなのです。どうしてかなと思っていろいろ調べていくうちに、保健所が担っている「公衆衛生」という言葉にぶち当たりました。

 

 その「衛生」という言葉を生み出し、日本に「自治衛生」を根付かせた3人の英雄、緒方洪庵、長与専斎そして後藤新平見がいのある番組でした。

 

 番組を企画してくださった磯田道史さんありがとう。下記はNHKより抜粋の画像です。

 新型コロナウイルスに揺れる日本。日本人は世界規模の感染症とどう闘ってきたのか?第1回は、日本人の衛生意識の向上に尽力した3人の先覚者に着目する。幕末、天然痘の治療に革命を起こした緒方洪庵。その洪庵に学び、明治時代、コレラ撲滅の陣頭指揮をとった内務省初代衛生局長・長与専斎。日清戦争後、大陸帰還兵の大規模な検疫を成功させ、世界に日本の衛生力の高さを示した後藤新平。彼らは現代の危機に何を語りかけるのか?