町内すべての学校にエレベーター設置を

 

 粕屋中学校のホームページに「エレベーター設置の工事が始まりました」(7月20日)とありました。やっとですね。今年の夏休みは短いために土日を使っての工事で、工事期間は令和3年1月29日までです。

 

  町内の学校で現在エレベーターがあるのは、西小学校、仲原小学校、東中学校の3校だけです。

 

 粕屋中学校への設置の件は、昨年12月議会に基本設計に関する議案が出て初めて公になりました。入学式に間に合うようにという説明を受けました。今後のスケジュールとしては3月の年度末最後の補正で工事費を計上する予定とのことでした。

 

  計画的ではない、突然の補正予算。疑問に思ったのは、入学式のためならば、ここ何年かはその必要性は検討課題になっていたはず。それが今、この12月になぜ、突然とも思われる予算計上なのか。

 

 国からの補助金は出るのかを問うたところ、当初予算ではないので国からの施設整備費3分の1の補助金は出ないということでした。

 

 6月24日の臨時議会で契約請負締結議案が提出され、56,430,000円(税込み)で因建設が落札。そして7月20日に工事が始まりました。 

 

 エレベーターが設置されることはとても喜ばしいことですが、ここで2つの課題を指摘しておきます。

  1. 未設置の、大川小学校、粕屋中央小学校の予定は
  2. 文科省の補助金が6,000万円に対して645万円と少なすぎる。計画的な執行であればもう少し補助が受けられたのでは

 

①に関しては改築の予定がある学校で予定はしているということでしたが、計画書としてはまだ明確ではないようです。文科省が勧めている「障がい児のための学校環境整備計画」を即刻、作成してほしいと思っています。災害避難所でもあり、また、これからはすべての人にとって必要な施設整備はないでしょうか。

 

②に関しては、今年の当初予算で介護福祉課からの提案で上大隈公民館隣保館で設置の予算が上がっていました。5,429万円の予算に対して、補助対象の75%の3,048万円の地方改善施設整備し補助金が受けられということになっています。学校という施設、計画的であればこれと同等の補助を受けられるはずでは。

 

 厳しいかもしれませんが、できるだけ早急な対応を!