粕屋町のまちづくりに「バリアフリー法」を活かすには

 

 8月11日、建設常任委員会の閉会中の所管事務調査で都市計画課から「都市計画マスタープラン」の経過報告がありました。

 

 この計画策定があるために建設常任委員会所属を昨年希望したのですが、正直、どのような立ち位置で、どのように策定に加わったらよいのか、わからないことが多いです。

 

 過去の計画の反省を踏まえて・・・・というのが一般のまちづくり計画策定の常道ですが、この計画には評価項目がありません。20年後の社会を目指しての、あくまでも計画で、できるだけ実現できるように努力する、というプランのようです。

 

 議会審議では何かにつけてこの「都市マス」という言葉が出てきます。都市政策の中心計画です。この言葉を使うことでまちづくりに邁進しているような響きがあるのですが、本質は何か、粕屋町の都市計画の最重要課題は何かという視点で私の脳裏に浮かぶのは「歩道整備」です。

 

 町は毎年決算報告で歩道整備の数値を出していますが、なかなか進みません。新規対象の数値で、それも必要ですが、今ある道路の細かい整備、この充実が特に大事です。

 

 それは「都市マス」の範疇ではないというヤジが飛びそうですが、平成25年の「障害者総合支援法(バリアフリー法)」の実現に向けて少しでもその考えが入るように、毎年の事業計画にも盛り込まれるような文言をと思うのです。

 

 今、この段階で言えることは子育てしやすい、高齢者にも暮らしやすい「てくてくかすやロード」の実現(平成22年度の重点事業)こそ、今回の新しい標語の「暮らし続けたくなるまち。かすや。」に相応しいまちづくりではないでしょうか。

 

 計画公表は来年の1月です。もう少し時間がありますので、議員としての思いを固め、何らかの形で、具体的に年次計画で進められるような文言を、と考えています。

 

 下の写真は平成22年度の「都市計画マスタープラン」です。