町立保育所の建て替えに関する特別委員会を7月22日に開催しました。
今までの経過としては、3月に今年度の予算として、町立保育所建替検討業務委託料42万円があがっていました。内容について質問をすると「園庭に建てられるかどうかの検査を専門業者に委託する」というものでした。
当初予算で42万円という数字、その業務だけに1年もかかるのか、その後はどうなる、どうするということについてもう少し詳しく問いたかったのですが、時間が限られていてできませんでした。
特別委員会ではもう少し様子を見ようということになり、6月議会で進捗状況も踏まえて尋ねるように予定していました。
ところが様々な要因が重なり6月議会では特別委員会は開けなくて、7月7日に委員だけで集まり今後1年間の計画を立て、その上で執行部(町長、住民福祉部長、子ども未来課)の出席、説明を求める特別委員会を要請しました。そしてやっと22日に開くことができた次第です。
委員会では、かなりの進展した内容がありましたので報告します。
私たち委員会メンバーが最も引っかったのは、「建てられるかどうか」という説明の仕方でした。建てられないはずはない、今まで中央保育所民営化の提案が2回あったのですが、ともに園庭での建て直しが前提の民営化いう内容、しかも設計図まで提示されていたからです。
なんで今わざわざ建てられるかどうかの検査をしなければならないのか、その件に対する執行部の説明を聞きたいと強く思っていました。
そして今回、執行部からの内容は、中央保育所、仲原保育所、ともに園庭に建物としてどれだけの規模の保育所を建てられるのか、というもので、安全性、法律的な問題、業務工程についての調査ということでした。
ということは確実に2保育所を町立のまま建替える計画が明確になっており、しかも幼稚園の入園希望者の減少傾向が続いていることもあり、将来的な構想を踏まえたうえでの建物規模の検査を依頼するということのようです。
安堵しました。
何度も民営化の嵐が吹き荒れ、ひょっとしたらだめかもしれないと弱気になったこともあったのですが、3年前にも保護者が大きく動いてくれてストップ。それでもここまで来るには長い道のりがありました。鞭馬前特別委員長を中心にした特別委員会で提言書をまとめ、議会から総意として提案したことも大きかったと思います。
とりあえず、今以上の建物を町立で建てるということは明確になり、その道筋はできました。9月議会で中間報告、12月議会で最終的な報告があるようです。