私のブックリサイクル

 粕屋町立図書館では昨日(3日)ブックリサイクルがありました。文化祭と同時開催になったのを知り不思議な懐かしさを覚えました。

 

 20年前の図書館設立時に図書館応援団としてボランティア活動をしていた「図書館フレンズ粕屋」の活動資金を集めるために、私たちの会ではブックリサイクルを文化祭開催時に中央公民館の2階で行い、寄付金を募っていました。

 

 図書館ができてからは町立図書館が収集・無料配布を図書館まつりの一環として毎年10月第4週にしていて、フレンズの会では本の提供と整理ボランティアとしてお手伝いを続けています。私も一町民として本を持って行っていましたが、実は5年ほど前から別の形で古本を役立てています。

 

 収益金が東日本の大震災の復興に役立つ、古本を提供することでその収益金が陸前高田市の復興図書館の図書費になるということを知って、古本を送っています。

 

 今年は特に70歳の身辺整理をしましたので今までに2回、段ボールで6箱、約260冊の本を送り、6千円ほどの売上金を図書費に寄付したことになりました。陸前高田市の図書館から金額を明記したお礼状が届いています。

 

 陸前高田市立図書館は開館して2年、こうして集まった図書費は今まで4千7百万円以上になっているようで、今後も続くとのことでした。また図書館のFBに「いいね」を押すことで、細やかではありますが一つの復興支援として楽しんでやらせてもらっています。

 

 前回紹介した船橋村立図書館、また指定管理者がツタヤで有名な武雄市の図書館、そして粕屋町の図書館は2000年開館で今年ともに20周年になります。図書館設立にかかわって23年、私は図書館づくりを支援し、その活動を見守ることでまちづくりの奥深さ、楽しさを知り今日まで来ています。

 

 それぞれの図書館が今後どんな展開を見せ、地域の皆さんのまちづくりの拠点として発展していくのか楽しみにしています。

 

 参考までに陸前高田市立図書館のホームページを案内します。 → こちら

 

 古本を集める「夢のプロゼクト」の案内があり、その経過説明で図書館が震災からどのよう立ち直ってきたかがわかりますので是非クリックして見ていただきたい、また、見ていただけることも復興支援につながりのではと思います。

 

 昨年の10月に様子を見に行きました。とても素敵な図書館ができて嬉しかったのですが、かさ上げした市街地に立っていますが復興はなかなか進まず、昔の街の賑わいを取り戻すにはもう少し時間がかかるようです。