日本一貸出冊数の多い 船橋村立図書館

 人口3000人の小さな村には3つもの日本一がありました。そのひとつが図書館の貸し出し冊数です。人口は3,000人なのに登録者は19,000人。人口一人当たりの貸出冊数は34冊。

 船橋村の中心にある駅舎内の図書館1階は床暖房。2000年に建設された1,500㎢の図書館の方針がすごい。自治体の投資の見本のような気がしています。

舟橋村立図書館の経営方針

  1. 滞在型図書館
  2. 情報発信基地としての図書館
  3. 広域サービス
    村民ばかりでなく、地域鉄道沿線の自治体住民にも広く開放された図書館として運営し、利用者口語の交流を促進する。また同時に近隣図書館とのネットワークを整備し、資料の分担収集・保存などの相互協力を行い広域サービスの向上を図る。

 

,②はどこの図書館でもやっていることですが、③はなかなかできることではありません。結果としてそうなるなら拒めないので仕方がないとする図書館が多いなか、方針に基づいて、特に注目したのは、漫画を文化として認め親子で親子で語り合える評価の定まったものを収集する、また村民はもちろん他の自治体の住民も同じように利用できるようにし、地域コミュニケーションの「場」を提供するとしています。

 

 そのために住民から借地して広い敷地を用意し、無料で250台駐車できる駐車場を作りパーク・ライド方式としています。ちなみに粕屋町の図書館駐車場もパークライド型ですが、駐車台数は162台、しかも1時間以上は有料です。

 

 村の税収は3億9千万円、一般会計予算は30億円、図書館資料費は500万円です。粕屋町の場合は税収は63億38千万円、一般会計予算は143億円、図書資料費は1000万円です。

 

 舟橋村の運営で図書館の果たす役割の大きさに注目した首長の考えを実施に移した例で、その投資の的確さに驚いています。そしてそれが成功し、町民の誇りとなっているようです。

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コメント: 1
  • #1

    駐車場、完全無料ではないのでは? (木曜日, 31 10月 2019 18:07)

    舟橋駅南駐車場は2時間まで無料で、それを超える部分は有料なのではないかと思います。月ぎめ料金もあるようです。

    パーク&ライドに関して私の意見を述べますと、駅近くの駐車場は有料にしたほうがその効果を発揮できると考えます。粕屋フォーラム駐車場利用者としての感覚です。

    私は粕屋フォーラム駐車場を、長者原駅利用のため時々利用します。
    有料化される前は、後ろめたい気持ちで駐車していましたが、料金を払うことにより堂々と利用できています。利用状況に応じた料金設定は必要だと思います。

    同じく、長者原駅利用者に対してのパーク&ライドを推進したい場合は、粕屋町役場駐車場も有料化すれば良いと思います。

    さらに、パーク&ライドに限らず、粕屋町は都市化が進み渋滞問題もあるため、駐車場は原則有料、利用に応じて無料枠を設けることを希望します。また、駐車場整備にあたっては、外周の緑化、歩道や広場の確保も必要だと思います。

    (粕屋町のブロック塀をなくして、安全な町にしませんか?)