6月議会が昨日終わりました。すさまじい緊張感の中でしたが、無事に、そして普通に終わりました。粕屋町議会改革序章は終わり、次のページへと進みます。
議会外の方は
何が起きたの
なんで議長が変わった?
議会改革?
ってちんぷんかんぷんでしょうね。
実は粕屋議会史始まって以来の大改革が行われたのですよ。
地方自治法で議長の任期は4年と定められているのでそれは変えられないのですが、議長が辞職願を出す場合、議長の辞任は議決事項で議会の承認が必要となり議会が招集されます。信任投票の側面があるのですが、ここで辞任願いが承認されると議長選挙が行われます。
今回粕屋町はそれを行い、新議長就任となりました。
3年前に粕屋町議会は議長・副議長職の在期を内規で2年とし、その是非を問う信任投票をすることを決めました。ところが具体的なことを盛り込んでいなかったために、準備が行われるはずの時期が来てもことが進まなくなり、白紙撤回すると議会運営委員会で決めたりと、大騒動がありました。
しかしながら議長・副議長の決断で当初の予定通り辞職願が出され、5月15日に臨時議会が開かれ、新しい議長・副議長が決まりました。両選挙も共に2人の候補は8対8の得票で引き分けとなり、結果的にくじ引きで決まりました。
常任委員会・特別委員会も結果的に正副委員長がほとんど入れ替わり、改選時と同じような結果になりました。
刷新です。
議長が2年交代としている議会は自治法で4年としているにもかかわらずかなりの数があるのですが、それはあくまで保守系内部の交代劇のようで、粕屋町のようにこれほどの入れ替わりはほとんどないのではないでしょうか。
3月議会で議長・副議長の改選を法的に保障するために常任委員会の所属を4年から2年(この場合は条例で決めることができる)にということを私が発議しましたが、8対7で否決。でもその必要性が無いくらいほとんどの人事のポストも様変わりです。
新議長は2年前に議員に初当選されたばかりの方です。一方前議長はキャリアが18年。どう考えても議会運営上困ることがあるのではといぶかる声もありました。でも私は違うと思っています。
粕屋町は5万人の自治体を目指しています。現状のやり方にあらゆる面でメスを入れなければなりません。粕屋町は変化を望まない、既得権優先の傾向が強い自治体という側面があります。
これを打破するには議員歴は短くても実社会での経験豊富な新議長のような方がリーダーシップを取り、強力な監査機能を発揮、新しいまちづくりを提案できる議会にしなければなりません。議長として今粕屋町で望める中でこれほど適格な方はいないのではないかと思っています。
でもまだ始まったばかり、しかも任期は2年。
そういう中での6月議会でした。
この議会改革の次へのページに本田は何ができるのか。議員14年のキャリアで新体制を側面から応援する形で議会活動を行い、それを私自身の議員研修の機会・糧として捉えようと思っています。議員16人の仲間はそれぞれの考えが、それぞれの生き方があります。それを活かす形で一つとなり、チーム議会として執行部に対峙できれば最高です!
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