予算概要③ホームページリニューアル&新たな期日前投票所開設

 続けて予算概要について進めます。まず、ホームページリニューアルについてです。

 

町のホームページに何を期待するか。私たちの税金で運営されている行政の様々なことを即座に知りことができる、これが大前提ですが、実際はどうなのでしょうか?

 

 4月7日に県知事選挙と県議会議員の選挙がありました。ホームページのお知らせの欄に開票結果・投票者数の報告が掲載されています。 ⇒こちら

投票率38%。やはり低い投票率でした。ご覧になってどう思われましたか?

 

 今年度の当初予算にホームページリニューアルの予算が1,255万円ついています。8年ぶりの改善となります。私はここ2年ほどリニューアルのことを一般質問で何度も提言してきました。箱田町長のもと、やっと実現できるのでホッとしています。が、いくら機能的に良いものができても内容がそれに伴わなければ、とも考えるのです。

 

 その内容とは? ちょっと辛口ですが、一つの例を挙げます。

 

 粕屋町は県下でも最も投票率の低い自治体の一つです。どうすれば投票率を上げることができるのか、日頃からこのことに十分取り組んでいれば、今回のような発表時にそれが現れるのではないでしょうか。それぞれの結果の報告だけでは不十分です。それを見たことである程度の分析ができるような情報提供が必要でしょう。町民の皆さんとも一緒に分析でき、それがまちづくりの提案につながるような、一歩踏み込んだ、そんな掲載を求めます。

 

 私がほしい情報は

  1. 投票区の場所名を入れてほしい(投票率の高低において地域性、世代間の差などを推測するうえで、数字だけでは場所の特定ができない)
  2. 前回との比較などを載せてどう推移したのかを考える手立てがほしい(前回と同じなのか、低くなったのか、低めだけれども上がったのか、その観点が重要です)

 以上ですが、皆さんはどんなことを感じられたでしょうか?

 

 早速、粕屋地域の1市7町を各ホームページをにアクセスして比較してみました。宇美町と古賀市の内容がいいです。投票日後2日目の情報提供としては優れています。多分、事前準備をしておられたと思います。

 

・宇美町は前回、平成27年4月12日との比較、時間ごとの投票率の推移、

・古賀市は投票場名とその有権者数を掲載の上、全体の投票結果を載せています。

 

 皆さんも各自治体の様子を比較し、粕屋町の情報提供がより良いものになるよう提言をしてください。

 

 次に、31年度の予算にはイオンモールでの期日前投票ができる予算、投票所開設設営・警備等委託料(設備機械費150万円、運営費40万円相当、2日間の予定)が組んであります。7月の参議院選挙から実行されるようです。低投票率克服に対する箱田町長の意欲の表れ、高く評価します。

 

 その上で、今回の投票の結果を踏まえて、どうこの新しい試み、新事業と向き合うか、執行部と総務部選挙管理委員会の皆さんのお手並み拝見、というところです。