平成31年度(令和元年)予算の概要①

 新元号が発表されました。時代は刻々と変わっていきます。安倍総理大臣の説明を聞いていると、沖縄辺野古湾の新基地埋め立ての件は?と茶々を入れたくなりましたが、ひとまず扉は開きました。

 

 こちらは新年度の予算について感想をまとめたいと思っています。昨年9月に平成30年度の決算審査が終わり認定、その後行政評価委員会の審査も終わり、箱田町長は11月27日に予算編成方針を発表しています。こちら

 

 総合計画とご自分の公約、粕屋町の課題など山済みされた問題にどう対処されたのか、そして議会での3月議会の審査はどうだったのか、本田芳枝の感想は?そのような流れでお伝えできたらと考えています。

 

 まず一般会計全体の予算額145億9,700万円。昨年と比べて7.1%、9億6,600万円の伸びです。びっくりされる方もあるかもしれませんが、決算ベースでは最近143億円台が2年続いています。

 

 低めの予算を立てて補正を組み、だんだん増やしていくというのが従来のやり方ですが、箱田町長は、必要なものは必要と最初から積極的に予算措置をされた印象を持ちました。多分、年度の終わりになっても膨れることはなくこの数字は堅持されるでしょう。着実な予算編成と評価します。

 

 副町長2人制を廃止し部長制を復活。反対が7票もあり、ギリギリで可決。私は廃止の議案に賛成討論しました。人件費が限られているという事情からどちらかの選択をせまられておられたと感じましたが、私は粕屋町の現在では外部人材の登用で副町長2人制は良くないと思っています。

 

 副町長2人の考えがぶつかり、職員に動揺が走ります。基本は1本のラインで。外部の意見の登用はあくまでもヒント、本筋に入ってくるようでは混乱が生じるだけ、と廃止の賛成討論で申し上げました。

 

 ところで、部長制復活はいいのですが、部長が前面に出るのではなく、課長級以下の職員人材育成に力を入れてほしいと切に願っています。粕屋町には主幹級からの人材で非常に優秀な職員が多いです。その人たちが今後の粕屋町を背負って立っていき、2025年以降の市政の中心となるでしょう。それを見据えて育ててほしい。

 

 働き方改革も含めて女性の管理職登用も。私もそういう観点から今後論戦を張りたいと考えています。とりあえず、今日はこの辺で。