粕屋町委員会条例の改正案「否決」

 私が提案した発議1号(常任委員会の任期を4年から2年にする)は本会議場で「否決」となった。可決となる公算はあったのだが、議場は魔物が支配する場でもあるので、結果が出るまで安心はできなかった。

 

 15人いる議員の中で賛成票を投じた議員は7人。そう、7対8で不採択となった。厳然たる事実。1票が乗り越えられなかった。でも負け惜しみではないが気持ちはすっきりしている。

 

 2月半ばに急に思い立った「粕屋町議会委員会条例」の改正。自治法では議長の任期は4年。これは変えられないが粕屋町委員会条例の改正ができれば、申し合わせ事項にある議長・副議長の任期2年の問題が解決できるのではないか。

 

 そう思い、急きょ議案作成。でも粕屋町条例の条例改正なのに法令審査会のお墨付きは頂いていない。開催期日に間に合わないのだ。2月21日期限にギリギリ出せたところが、公布日に不備(今の任期の初めに遡らなければ意味がない)が見つかり、2月25日の議会運営委員会開始前に再提出。何とか間に合ったた。

 

 3月1日発議上程。しかしながらその後付託先の議会運営委員会では昨日書いたように2対4で否決。予想はしていたけれど、めげた。一般質問の登壇の後だったので疲れもあって体調不良。

 

 でも本会議があるさ。賛同者はいてくれると気を取り直す。そして昨日の最終日の議場での重い結果。でも今のこの気分は何だろう。疲れていない。体が軽い。爽快感さえある。

 

 やることだけはやったのだ。粕屋町議会で、ベテラン議員として何ができるか。議会内で決める「粕屋町先例(申し合わせ)事項」を改正していながら3年後に自分たちがその立場になったらそれをあいまいにする、あろうことか白紙撤回までいった。

 

 そんな流れを止めたかった。この3月議会は毎日がギリギリ。とにかく粘る、粘る、粘る・・・・

 

 そして結果が出た。負けだった。でもやったことは残る。そして議会内において、全員協議会での議員間の討論の内容を重視するという従来の方向に戻すことができた。臨時議会の日程も提案されている。申し合わせ事項は何とか実行に移されることになった。

 

 それでいい。いったん決めたことはやってみる。その結果を受け止めて、それがだめならその時にまたみんなで考え直す。そうやって少しずつ議会改革をやっていこう。そのために残された2年を頑張りたい。