1月26日に「子ども議会」が開催されました。小学6年生の子ども議員の応募者は6人でした。保護者同伴というのがネックで、応募者が思ったほど多くならないというのが議会としての悩みですが、参加された児童、保護者の皆さんは多くのものをつかまれたと思います。
昨年、各小学校に議員が2人出向いて、粕屋町議会や子ども議会の内容を説明しました。その後各自に応募用紙を配り、学校を通さないで直接議会事務局に申し込んでもらいました。
参加した子ども議員は3組に分かれ、それぞれの常任委員会で議案審議をし、その後本議会場に移り、2人の大人の議員の、これまた議員が代行した執行部役の町長に一般質問をする様子を議員として体験しました。
その後、各委員会審議の委員長報告を経て、子ども議員6名による議案の採決が行われました。議案は普段の議案を使っているので、どの程度理解してもらえるか、その委員会に属さなかった子ども議員にもわかるように、常任委員会の委員長の私としては本番以上に苦心し、報告に力を入れました。
厚生常任委員会の議案は3対3の可否同数。引き分けは予測していなかったので議長はちょっとたじろかれた様子でした。「議長裁決」(同数の場合議長が決める)を身をもって示すことができたのが良かったですね。
子ども議員による通学路のブロック塀に関する般質問が急きょ飛び出すというハプニングもありました。議会終わって感想などを聞いたのですが、質問は議員の仕事ぶりに集中し、それを各議員が楽しく丁寧に応えました。議場の緊張感とは少し違った、和やかな雰囲気の中で子どもたちが語ってくれた言葉に、議会報告会の一環としてこの事業の意議を再確認できました。
小学校の社会科、中学校の公民などで子どもたちは政治の勉強をします。その学びにこの体験が活きることを望みます。そして粕屋町議会に新鮮な刺激を与えてくれてありがとう!
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