9月議会の決算審査では各課から上げられた事業報告を聞きながら、その結果の数字を精査しますが、提供資料が足りなくて精査できない部分がたまにあります。
今回も給食センターからの説明、資料提供に不備を感じたので、最終日に追加で説明してもらいました。それでも疑問が残っていましたので一般質問で取り上げることにして、昨日と今日で、「閲覧」という形でその資料を読ませてもらいました。
昨年、平成29年4月~5月に行われた旧給食センター跡地で、現在駐車場となっている敷地の「土壌汚染状況調査等業務委託報告書」です。調査そのものはきちんとした内容で、何の問題もない、費用も329万円は妥当です。基準値に適合していることが判明したと書かれています。
なぜこれを昨年6月議会で教育委員会は報告をしなかったのだろうか。PFI関連の事業はすべてを公表することが原則で、特に、あえて「給食センター特別委員会」を設置している目的はその報告を聞く場が必要であったからなのです。だから当然議会に報告されるだろうと思っていたのになかったので追加説明をあえて申し込んだ次第です。いつの間にかすべてがおざなりになっていく不安・・・・を感じています。
これも追加説明で初めて分かったですが、その後地中障害物除去等業務が同じ時期に231万円で行われました。この流れをきちんと説明していただければ、平成27年の建設直前の廃棄物処理の529万円から8,000万円になった謎も解明できるのではと私はにらんでいました。だからこの報告を待っていたのです。
しかしながら昨年度の給食センター特別委員会では廃棄物処理の件は報告は何もあっていません。そしてただ今裁判中。一般質問や特別委員会の開催にあたっても「係争中だからと答えられない」という答えを執行部は連発しています。
議会力が弱いと感じています。
給食センターの住民訴訟の裁判が今年の4月から、二次裁判が8月から行われています。住民側と町側のそれぞれの代理人による裁判闘争で、最終的には裁判官が判断を下す、粕屋町はいまそういう局面にさらされています。
そこで問われるのが粕屋町の議会力。チームとしての議会力を高めなければと自分の立ち位置を確かめているところです。。
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