アサギマダラの謎

 

10月29日に我が家のフジバカマに飛来したチョウに興奮している私ですが、30~31日は長崎県小値賀町への視察でした。そのため調べ学習は中断。今日また興奮の続きで、パソコンを開いています。知れば知るほど不思議なチョウですね。

【渡り蝶】

生態がほとんど分かっていない。1980年ころよりマーキング調査で2000キロを超える長旅をしていることが判明した。春には本州に飛来しで卵を産んで一生を終え、秋には越冬のために南下する。

【フジバカマの蜜】

フジバカマにはピロリジジリンアルカイド(PA)という毒物があり、この毒物はアサギマダラの雄の性ホルモンを分泌させる。旅する蝶「アサギマダラ」は毒性の植物「フジバカマなど」を吸蜜することで体を毒化し、鳥などの捕食から逃れる、という仕組みのようだ。

【国境を超える唯一の蝶】

定期的に国境と海を渡ることが標識調査で証明された蝶は世界にⅠ種しかない。南は台湾から、北限は長野県下呂市で見つかった。

【紀貫之の短歌」

藤袴は万葉の時代から短歌に歌い込まれた花。その内の一首を紹介。

 〈 宿せし人の形見か藤袴  忘れがたき香に匂いつつ 〉

 

 以上はパソコンで調べた内容です。集団で移動するようですが、その大量の死骸を誰も見たものがない、その生態がよくわかっていないということのようです。ですが、私にはフジバカマというハーブの、秋の七草に好んで来てくれる浅葱色の蝶に親しみを覚えます。そしてその蝶が燕のように2000キロも海を越えて飛行をするということに限りなくロマンを感じます。

 

フェイスブックにフジバカマの蜜を吸っているアサギマダラを録画したものアップしています。スマホで録画したものをこのページで掲載することはできなかったのでよかったら「本田芳枝」で覗いてください。10月29日 午前11時半頃 2分半の長さです。