給食センター地盤調査

 上の写真の図はなんだかわかりますか。

 

 平成26年1月に行った給食センターの敷地の地盤調査の結果の図です。左の図は敷地全体、黄色い部分は旧給食センターの敷地でまだ建物が建っていました。右の図はその一部の柱状図です。新給食センターを建設するにあたって該当地の調査をしたところ、鉛の化合物が出て、2度目に地盤調査をしたものの結果です。

 

 該当地の36区画のうちの4つ、4-I,4-J,4-K,4-Lの柱状図が右の図です。ピンクの部分が廃棄物。4-Iには地表すれすれまで廃棄物がありますね。

 

 これを閲覧して業者は環境保全対策計画書を作り、県に提出。そして廃棄物処理費用529万円を町執行部に提示していましたが、2ヶ月の間にそれが15倍、8000万円まで跳ね上がった次第。旧給食センター敷地の処分費もこの後に請求される予定でした。

 

 これにびっくりした選挙後の因辰美町長が事業の続行を検討するために3週間ストップ、その後継続を決意し、SPCに通達しました。そうしたらあろうことか、遅延損害金2億1千万円をSPC(粕屋町学校給食センター株式会社)から要求され、結局この3月に6830万円で和解したという結末です。

 

 これが給食センターにおける大まかな、この3年間のあり様です。議会もその都度審議を重ねたのですが、結果的に押し切られ現在に至っています。その後廃棄物処理費は新旧敷地合わせて6784万円まで抑えることができましたが、結果的にはPFI方式の給食センター株式会社に廃棄物処理代と、この和解金(遅延損害金として請求があったもの)を合わせて1億2千万円以上を新たに支払っています。

 

 全体の15年間の委託契約は69億円、それプラス1億2千万円です。

 

 粕屋町にはとってPFI方式の事業を採用したことはプラスになっているのかどうか検証をしなければならない、とこの数字を重く捉えています。

 

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  • #1

    (金曜日, 12 10月 2018 03:59)