半分、拍子抜け?!

 毎日新聞の25日の朝刊によると、因町長は一身上の都合により退職を議長に申し出た、とあります。議会では昨日厚生常任委員会で議長からの報告があり、選管で町長選の日程が決まり次第9月議会の動向が決まるようです。

 

 実は私は怒っていました。

 

 19日の厚生常任委員会の席で、因町長が突然「老朽化した2園の大規模改修は税金の無駄遣いだから、リースで仮園舎を園庭に建てて対応する」と発言されたのです。それでは「その内容は?」と問うと、「まだ何もない」ということでした。同席した担当課の課長も突然で調べようがなかったという発言。

 

 えっ、それはないでしょう、この常任委員会開催にいくら税金を使っていると思うのよ!

 

 町長の出席要請を議長に出し、そのスケジュールを検討し、2週間前に日時と内容を決定、そしてメンバーに周知。その手間・時間はかなり莫大なのだ。おまけに費用弁償もかかる。そのてま・ひまかかった常任委員会で資料も何もなしに新事案を提案し、納得してもらおうと思ったのか、そんなアマイモンではないよ、と委員会の最後に委員長権限で発言させてもらいました。

 

 閉会中の委員会を開く事務手続きがこんなに大変なものか、と委員長になって痛感しています。だから今まで粕屋町では閉会中はほとんどの委員会は開催していなかったのでは。議会開催中の常任委員会は議案の審議をするだけで他の事件は審議する余裕がない。だから所管の行政各課に詰め寄ることができず、行政の仕事は停滞・・・・・・

 

 悪循環だ。

 

 資料がそろって出席するように、因町長と担当課に約束させて委員会を閉じたのでした。その時に思いました。「もうこれは限界だ。町長に辞職を進めよう」と。

 

 そして迎えた24日。大事な委員会が2つあり、それが終わって行動開始を予定にしていたところ、午前の部の最後の方に議長が入ってこられて、町長の辞職について報告されたのでした。

 

 だから、拍子抜け、というところです。

 

 でもよく考えればいろいろ動く必要はなくなり、時間ができ、本来の活動ができるわけと気持ちを取り直しているのですが、でもね、でもね、と、心にぽっかり大きな穴が開いています。

 

 

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コメント: 3
  • #1

    納税者 (金曜日, 27 7月 2018 12:02)

    広報かすやでは一部の意見しか載っていなかったので、こちらのブログや他の議員さんのブログを見ることが日課となりました。お金の事ばかり話が向けられ、子供達の保育そのものについて触れられていないことにも不安がありました。老朽化で子供達の安全が守れないと仰ってたわりには、子供達の命を守ためのお金をそんな風に言うなんて酷いと思います。ましてや、私立園には多額の修繕費を町は補助しているのではないですか?同じ粕屋町に住む子どもでこんなに差があっていいのでしょうか?納税者として子ども達に平等により良い環境で成長していってもらいたいです。そのようなお金の使われ方をすれば、納得して納税出来ます。ただ、今の粕屋町では…。

  • #2

    本田よしえ (土曜日, 28 7月 2018 07:18)

    私立の保育園の修繕費は町は補助金としては出していないのではと思っています。調査いたしますが、大規模改修時には、国、県、町と応分の負担があるかもしれませんが、どの私立の保育園も建設後10年は経過していないので。ただ運営費はいろんな項目で補助しています。今回それを明らかにしようと考えています。粕屋町の公立の保育士は町の職員ということにとが前提なので、公務員としての活動もかなりしています。相談業務、障がい児保育、教育・保育の専門家として。公立を民営化するのを反対する町民が多いのですが、その仕事ぶりを高く評価されていると考えます。ただ町長はそのことを考えようとはしないし、そういう視点で保育所の職員を見ようとはしていません。長いこと厚生常任委員会のメンバーでありながら何を見ていたのかと思います。その彼を私は町長として推したので今は複雑な心境です。ひとつ、幕が閉じました。

  • #3

    納税者 (土曜日, 28 7月 2018 08:15)

    修繕費というのは間違いですね。申し訳ございません。ただ、お金という点で町立だと無駄だとばかり目につくので、果たして私立だと税金は使われないのか?と疑問に思っていました。保育園に限らず幼稚園含む未就学前の子供達が平等にそれぞれの個性にあった環境で成長してほしいと願います。