JR長者原駅前にバラの花壇があります。普段はバラサークルの一員として手入れをしているせいか美しさを愛でるというより、バラの咲き具合い、花後の様子、雑草などが気になっていましたが、ここ数日は様子が違いました。
92歳の実母の突然の入院。もともと不整脈があったのですが突然脈が遅くなり心不全になりました。肺炎も併発。感染症の疑いがあるのでペースメーカーを入れる手術ができない状態が17日の夜から続いています。少し持ち直し、今は小康状態でちょっとホッとしています。
気の重いお見舞いの帰り、エレベーターから出て真っ先に目に入るこのバラの風景。「ああ、帰ってきたんだ」という安ど感。夕日に映えるバラが物悲しく見える時もありますが、ホッとさせられることも多い。癒される日々。見る者の気持ちのあり様でこんなにも違うものなのか。ここにバラがあってよかった、とつくづく思いました。
右側のミニバラは「マザーズディ」という品種です。普段はハイブリットティの大きな花の美しさに心が動きますが、今はこんな愛らしい小さな花が何より。耐病性に優れているというこのバラに願いを託します。早く良くなってね、お母さん。
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