一般質問の作戦

 2日間の休みはありがたかったです。いろんな活動に参加するということは議員活動には欠かせないことなのですが、それが多すぎると自分自身の活動があいまいになります。今は保育所民営化問題、粕屋町の平成28年度の決算に焦点を当てて時を過ごしたいと、休みをとり、結局は朝から晩まで資料とパソコンに首っ引きでした。こういうことができる今の状況がありがたいですね。

 

 私の一般質問は13番目。9月6日のの3番目です。質問内容は主に「就学前児童の子育て支援を総合的に」です。

 

 質問項目に財政問題を入れるべきだったかなと少し悔やんでいます。保育所の施設整備費の公・私の比較を内容に盛り込むべきだったかなと思いますが、あれもこれもを限られた時間、本議場でやるには無理があり、焦点がぼけることが結構あるのです。

 

 今回保護者の皆さんが、公立としての役割を重視して公立3園を残すという請願にされた点を私は高く評価しています。実は今、待機児童数対策としての民営化の嵐が日本中吹きまくっているのです。

 

 自分たちの事だけを考えたら、まず2園の存続を請願項目の中心に据えられたでしょう。議長も請願者にそのような打診をされたと聞いています。

 

 ところが実際出された請願書は徹底していて実に見事。子育て支援を12年間訴え続けてきたものにとって学ぶことの多い内容です。非常に高度な「まちづくり提言」になっています。

 

 ただこれを可能にするためには町民の多くが「公立3園は公費を使ってでも残すに足りうる施設」とし、町税を投入することに納得していただかなければならないのです。

 

 署名は9005人集まりました。これは粕屋町人口のおよそ20%弱。残り31%の賛同がほしいですね。形にならなくてもそういううねりが。現実にはまだまだですね。だからなおさら私の持論で勝負?!

 

 そのためには粕屋町の財政、人口特に就学前の児童数の動向を町民の皆さんと共有し共通認識としてスタートすることから始めなければなりません。幸い財政的な問題は過去1年間常に一般質問で取り上げ、かなり好転しいるという感触があります。

 

 残るは公立保育所の存在意義、と思ったんですが、財政の面からの切り崩しのほうが「利ける」かな?!

 

 まだ時間があるから何とかします。今日、これから始まる議員の皆さんの一般質問も参考にさせてもらいますよ。

 

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コメント: 6
  • #1

    AP (月曜日, 04 9月 2017 20:26)

    生まれて初めて傍聴席を体験してゾクゾクしてしまいました。時間が取れたら見に行くようにママパパに連絡します。

  • #2

    ゆうじ (火曜日, 05 9月 2017 14:07)

    今しがた、アウンサンスーチーさんの「ビルマからの手紙」を読み終えた。 特に心に残ったのは32~36ページで、正しいことをしている大人達が次々と牢獄に拘留へと・・・。 子供たちは親と数年間、会うことが出来ない。 2年以上経っての家族面会、やっと会える日が来ても・・・、父・母に指1本ふれることができない。 厳しい現実が紹介されつつ、ところどころに優しさあふれる仏教国ミャンマーの民族が紹介されていて、日本人というか浄土宗の家の私を、ゆっくりした気持ちにもさせてくれた。
    うーむ・・・皆さんに倣って私も傍聴に行ってみようかと・・・。 

  • #3

    s.k (火曜日, 05 9月 2017 14:35)

    4日、5日とこどもを預けていたので時間は限られましたが拝聴させて頂きました。今まで議会便りをさらっと読むだけでしたが、保育園民営化問題がきっかけとなり議会の現場を見るのは貴重な体験でした。一時間の持ち時間で構築した質問や答弁に対しての更なる追及を町民の代表として登壇される姿はカッコいい後ろ姿でした。町民の想いを背負って話されるそのお背中を見守る事しかできませんが、私達は私達でできる事をしながら粕屋町が住みやすい町のお手本になる事を願っています。

  • #4

    B.K (水曜日, 06 9月 2017 02:05)

    幸いにも、4日、5日と傍聴に行くことができました。執行部の回答が、保護者説明会の時から全く変わっていないように感じました。変わったところがあったとすれば、「2年という短期間でやろうという決定は、議員の『待機児童対策が急務!』との声に応えたからだ。議員にせっつかれたから無理に2年でとした。」と。しかし保護者説明会では、「災害対策が急務。なんとしても早急な対策が必要!だから、3年かかるところを2年でやります!」と言われていたので、そこには変化があったかなと思います。
    一般質問においては、各議員の皆さんが町民の方々に現状をつぶさに知らせるため、質問の間に広報には載せられていない細かな情報を開示してくださっているのがわかり、感謝の思いでいっぱいでした。
    本田議員がブログに書かれていた、署名は執行部の決定を覆すのにまだまだ数が足りない、という点は本日の議会においてもひしひしと感じました。議員さんの質問に対する答弁において、「9005名は町の一部の意見」「私の周りの人は補助金使わないと逆に訴えられるよと言われる。補助金使いなさいという人がたくさんいる。」という執行部側の御意見が印象に残りました。後述の内容については9月4日、5日、そして保護者説明会でも話されていたことで、この二カ月間常に一貫しています。
    以下私的意見ですが、「私の周り」の意見は聞くが、「9005人」の意見は町の住人の「一部」の意見と言われたように感じました。執行部の方々は、まだ「一部の保護者は不安を抱え、反対している」という認識なのだなと思いました。
    署名活動の中で家を訪ね歩いていて印象的だったのは「そんなことしたらいかん!」「待っとったよ!」「うちにはこどもはおらんけど。」と、署名してくださる独居や夫婦のみの高齢者の方々が予想をはるかに超えて多かったことです。実際、歩いていて「民営化して何が悪い?補助金を使うべき。」の声がなかったわけではありません。厳しい言葉もかなりかけられました。税金を使わせて欲しいとお願いする以上、当然な意見なわけで、そのようなご意見も真摯に受け止めておりました。
    そんな中、署名いただいた高齢者の方々が多数おられたことに感謝の気持ちが溢れ、「この方々が困られた時には必ず何か役に立ちたい。もっと子育て世代と高齢者の方々がつながれたら」と切に思いました。
    執行部の方々には数だけではなく、是非署名の中身を見ていただきたいです。子育て世帯だけで埋め尽くされた署名ではないんです。子育てを終え、介護や高齢者福祉を必要とする方々がたくさん「子どもにはお金をけちったらいかん」と書いてくださいました。しかも、民間の保育園に子どもさんを預けている保護者の方々もたくさん協力してくださいました。
    広報かすやに寄せられた意見を必ず公表すると、執行部の方々は特別委員会において議員の皆様方へ対して約束されておりました。広報かすやの意見収集こそが、保護者説明会で保護者に対して約束した「町民全体へのアンケート調査だ」ともはっきり言われました。そこに集められた意見の集約もされていない段階で、執行部が一部の方々の意見を町の意見のように持ち出され、その意見に基づいて民営化推進するという方針決定をされているようにしか私には聞こえず、これが本当に民主主義のあるべき姿なのだろうか?と疑問でしたし、非常に違和感を抱きました。
    今回の活動が、粕屋町の保育事業(公、民両方の!)のみならず、幼児期の福祉事業全体の重要性認識の浸透につながること、その結果内容の充実と質の向上につながることを切に願いっております。
    あくまでこれは個人的な感想です。
    是非たくさんの方々に議会映像を見ていただきたいと思いました。
    本田議員の質問日である明日は傍聴に馳せ参ずることができません。非常に残念ですが、心より応援しております。

  • #5

    ゆうじ (水曜日, 06 9月 2017 15:12)

    拝聴いたしました。 保護者会の皆様とは無縁に近い者の意見として、長崎市長の平和宣言の言葉をお借りして皆様へ感想を述べさせて頂きます。「・・・私たちの未来を守るために、懸命に伝えようと決意・・・。・・・最も怖いのは無関心なこと、そして忘れていくことです・・・。」

  • #6

    ハナコ (水曜日, 06 9月 2017 16:08)

    一般質問おつかれさまでした。
    保護者目線とは違う切口からの質問をして下さり、また子育て世代のさまざまな現状を代弁してくださり胸がいっぱいになる思いでした。
    執行部との視点のズレはこの2ヶ月かけても変わっていないように感じます。まるで保護者説明会の時のような答え。
    考えて行ってほしい所は中身なのです。何度訴えても届かない本質部分へどうやって入り込んで議論してもらえるのでしょうか。執行部は町民の意見にこのまま無関心のまま進もうとするのでしょうか。福岡県一、日本一の子育てしやすい町にしたい!という具体的項目は未だ見えてきません。本当にビジョンが見えているのか疑問の残る答弁ばかりでした。私の率直な感想を綴らさせていただきました。