前回「みつどもえの闘い」と書きましたが、なぜそう思うのか、今回出された請願書にその全容を紹介したいと思います。
粕屋町保育所新設及び町立保育所存続を求める請願書
〔請願内容〕
1、保育所新規設立
2、町立保育所3か所(中央・仲原・西)を町立のまま存続していただくこと
3、町立保育所3か所の老朽化問題への早急な対応を検討していただくこと
〔請願項目〕
・待機児童削減に向けては、今後も増加・多様化していく利用者ニーズを把握しそれにこた
えられる新保育所設立が最も効果的であると考えます。
・町立保育所は3か所しかありません。公の受け入れ機関として、また保育の水準を示す役
割として、粕屋町が「第5次総合計画」で示す目標に向けて必要な存在です。粕屋町のた
めにもこのまま存続させてください。ただし園舎の老朽化については子どもたちの命に関
わる重大な問題です。町立運営を前提とした建替えまたは修繕の検討を早急にお願いしま
す。
〔請願理由〕
~保育所選択肢の確保・拡充と保育の質の向上を!~
(※)次の9月2日のページに記載
〔請願理由 補足資料〕
「保育環境の変化」「町立保育所の役割」「民営化によるリスク」「待機児童対策への
効果」という観点における詳細理由の補足として記載いたします。
<1:保育環境の変化について>
1-①:保育所ニーズの増加と多様化
1-②:未就学児教育の場における幼保ウェイト変化
【考察】
<2:町立保育所の役割>
2-①:公の受け入れ機関としての役割
2-②:保育の水準を示す役割
2-③:地域の中の公の機関としての役割
【考察】
<3:民営化によるリスク>
3-①:経営が民間になることによって発生する利用者リスク
3-②:経験豊かな保育士を失うリスク
3-③:町営地の無償貸与によるリスク
<4:待機児童削減への効果>
4-①:待機児童削減の効果
4-②:町立保育所の数が減ることによる保育所選択肢縮小影響
【考察】
まずは全体の把握をしてほしいと考え、請願理由の本文は9月2日に掲載します。
町立保育所の保護者が、6月30日の保護者説明会から今までのこの2か月という短期間に、請願内容を熟慮したうえで署名を集め、対象の2ヶ所ではなく3つの町立保育所そのものの存続を願い、訴えた請願書です。
私にとって政治活動の中で最も苦手なものはというと、実は署名活動なのです。予備知識のない相手に現在の状況を説明して賛同を得、名前・住所を書いてもらう活動はちょっとやそっとの思いではできません。
それをこの若い方たちはこの暑さの中で実行し、7,656人もの署名簿を添えた請願書を8月23日に粕屋町議会へ提出されました。署名人数は、25日には1036人増えて8,656人となっているようで、締め切りの9月1日議会初日にはもう少し増える可能性があります。
議会はこれをどう審議するのか、かなり覚悟が要ります。
そして今日から9月議会が始まります。
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