毎日新聞の日曜版に紹介があったので興味を持っていたところ、KBCシネマで上映中でした。博司さんが付き合ってくれました。
1945年のポーランドで実際に起こった衝撃の事件。一人の修道女がフランス赤十字医療施設に助けを求めるとこから物語が始まります。
敗走したドイツ軍と入れ替わるようにこの地を占領したソ連の兵士たちが修道院に押し入ってきて、数日間にわたる恐ろしい蛮行を働き、7人が同時に臨月を迎えるという異常事態。
案内されて訪れた先では信仰と妊娠が両立しえないはずの修道女が身ごもり、激しい苦痛に泣き叫ぶ姿。
物語の最後は、生まれた子ども、戦争で孤児となった子どもたちを一緒に収容する
孤児院を修道院に併設するように彼女が提案します。
監督も女性でアンネ・フォンテーヌ。
左は主人公マチルドのモデル、マドレーヌ・ポーリアックさん。1946年ワルシャワ近くで任務の遂行中に事故死。痛ましい。
悲惨な内容でしたが、修道院と雪景色による静寂に包まれた美しさ、主演のルー・ドゥ・ラージュさんの医師らしいきびきびとした演技、繊細な表情が印象に残りました。
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粕屋町の松岡修造より (火曜日, 22 8月 2017 21:48)
インパールに続き、世界の悲劇を知る機会を頂き、ありがとうございました。