今日14日の6月議会最終日に、追加議案の2人目の副町長の人事案件と補正予算案の審議・採決がありました。2つの議案ともに8対7、賛成多数で可決となりました。もちろん本田は賛成討論をしました。池田氏はこれによって7月1日からの出勤となれらるようですが、ギリギリ可決での人事案件、議会の中にまた新たな火種が持ち込まれたようで、少し気が重いですね。
問題はどこにあるのでしょう。私が思うに
①もともと因町長の町政に批判的
これは給食センター建設問題のしこりで、粕屋町はいつの間にか現町長派対反町長派に
はっきり2分されてしまったような気がします。結果的には、それを解消できるだけの
力量が今の町長にはないということでもありますが。
②部長制を存続させるか否かの検証をしていない
部長制が現状のままでの2人の副町長制の提案ですから、もともと賛成を得ようとする
こと自体が難しい問題だったと思われます。それは町長自身も感じておられ、あえて、
という気がしています。
本来であれば部長制をどうするかの審議が先でしょう。今回これを省いています。
したがって来年の3月までは4人の部長と、2人の副町長に教育長という体制です。
部長制の検証は副町長2人制決定の後なのか、しないまま定年退職での自然消滅を待つの
か。どちらにしても当の部長にとっては針の筵かもしれません。
③2人目の副町長人事案件を提案した時期
副町長2人制とするなら部長制を検証後、廃止して人事の提案が順当でしょう。
今の流れで言うと来年の3月の、平成30年の予算案の時ならば可という議員もいたのでは
と考えられます。しかしそれでは町長の任期が迫っている中結果を出すのが難しいで
しょうね。
本田の考えは
部長制は廃止の方向で進むべきだと考えています。
来年3月提案では遅いように思われます。ベターな選択として賛成しました。
今の部長4方には肩書だけで課長とは違う特別の権限を持たされないまま今日まで来て
いるのではと推察、また案じてもいました。
この部長制を取り入れた、平成22年4月の行政組織の見直しについてには
少数精鋭の限られた職員が限られた財源の下で多様な住民ニーズに迅速に対応していく
ためにはという趣旨で、その効果についてア、イ、ウ、エと挙げられているのですが、
最後のエには
予算配分機能の枠配分を行い、部単位の事務事業の実施の優先順位等についての選択と
自己決定が可能となる
とありましたが、何もできないまま5年が過ぎ、やっと昨年から今年にかけての6年目に
して枠配分予算編成をされましたが、権限がないので思うような結果が得られなかった
のでしょう。もともと中途半端な導入でだったのでは、検証を早くすべきでしただった
と考えます。粕屋町はこの辺の対応は緩い、要は現状打破が難しい町だと思います。
また、導入を中心になっって進めた優秀な職員は志半ばで退職していきました。
廃止する流れでの副町長2人制の提案、いつ提案してもすんなり受け入れられるものではな
いかもしれません。。それならば敢えて早めに、ということでこの6月だったのでしょうか。
来年の予算編成の準備段階からとの思いが町長にあったかもしれません。
因辰美町長を担ぎ出し応援している私にできることは何だろう?粕屋町政のために私ができることは? この問いを胸に残して6月議会が終わりました。
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