3月13日から平成29年度の予算特別委員会が開催され、総務部、都市政策部、教育委員会が終わりました。保育園、幼稚園、小学校、そして中学校の卒業式も終わり、ちょっとホッとしているところです。議会の審議も残り一週間となりました。
今回の予算編成は、歳入額をあらかた絞ってその範囲以内で組み立てるという、枠配分方式での編成です。
繰越金が10億円を超えるという異常事態に昨年1年間警鐘を鳴らし続けてきました。6、9、12月の一般質問で必ず取り上げ改善点を指摘してきました。
町長が変わられ、従来とは違ったやり方でという思い入れが執行部に強くあり、今回やっと各事業を精査し、その事業が必要なものか、予算額はこれでいいのかということを真剣に検討がなされたようです。
しかしながら説明は足りないし、数字の内容も今一です。特に、道路環境整備課、社会教育課の事業内容に甘さが残りました。これから21日に行われる介護福祉課の予算も納得できないものがいくつもあります。
3課とも住民の日常生活に密着した事業を担当している課ですが、職員の実態把握力に疑問が残ります。
議員になって12年間、歳入歳出の予算・決算額にこだわり続け、初期の段階ではほとんど反対討論をしてきました。
ところがある有能な職員から、反対されると気持ちがめげる、賛成してもらって指摘されるほうが意欲が湧くと言われ、それもそうかと悩んだ末、以後は賛成にまわり、納得できない数点を指摘するやり方に変えました。
それは、議会は執行機関ではなくチェック機関であることをどのように活かせるのか考えた末の私なりの打開策でした。
従って私の賛成討論は数人のベテラン議員からは「賛成討論じゃなかごたあ、なん言いようかようかわからん」といわれてきたのも事実です。
でも続けました。そして一定の成果は得られたように思います。が、今再び悩んでいます。
基金からの繰り入れをやめ歳入額の上限を決めての予算編成であることを評価し、賛成して数点を指摘する今までのやり方を通すべきか、及第点を上げられないとして反対討論をするべきか、と
幸い、22日の予算審議が終わるまでもう少し時間があります。どちらがより良い結果を生むのか考えます。よいお知恵があったらお願いしたいですね。
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