子ども議会2回目を1月28日午前中に開催しました。主催は粕屋町議会。担当は議会活性化特別委員会で、私はその副委員長でしたので、その立場から述べてみます。
昨年とは違い今回は「公募」という形式で一日議員を募りました。ホームページ、粕屋広報などでお知らせしましたが、当初は反応が鈍く人が集まるかどうか心配でした。結果として中央小学校区からは応募者がありませんでしたが、5校区14名集まりホッとしました。
始めるにあたってどのような質問をしたいのか、またそれをどのように町の幹部に伝えるのか、その辺のまとめ方のノウハウはワークショップ形式で議会が行いました。昨年の11月にこども館で土日を使って、応募者全員にそれぞれ議員が張り付きマンツウマン方式で手ほどき(?)をしました。その作業は思いのほか楽しいものでした。その後は保護者や学校の先生が気を付けてくださりクラス全体で話し合った経過も発言の中にありました。
子ども議会終了後みんなが揃うまでに感想を書いてもらったのですが、ほとんどが楽しかった、またしたい、続けてほしい、関係者への感謝などの溢れる思いがこちらまで伝わった来ました。
有権者を育てる、子どもの視点を学ぶ、子どもの真剣な思いに触れるなど粕屋町議会にも清い風を吹き込んで閉会となりました。
町の対応もとても真摯で、議会としてはありがたかったですね。よい雰囲気が伝わったと思います。
ただ一点だけ残念だったことを指摘します。
挨拶を大人が交わしてくれないので町の取り組みはと尋ねた子ども議員が2組ありました。地域での取り組みを尋ねたと私は受け止めていますが、町の幹部の答弁はちょっとちぐはぐなものでした。
答弁はその取り組みとして交通立ち番で主要な道路に立っているとか、校門の前であいさつを交わす取り組みをしているとかなどを上げていましたが、それはあくまでも大人の子どもに対する指導の取り組みを紹介しているだけのものです。
わかっていてそういう答弁しかできなかったのかそこは疑問ですが、大人も子どもも町の課題を真剣に取り組むことによって連帯感、絆が生まれ、そうした中では挨拶は自然に交わされるでしょう。そういう町づくりに共に頑張りましょうという答弁が私としてはほしかったかなというところです。
上の写真は西日本新聞の記事です。昨年に引き続ききちんと取材してまとめてくれました。
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