1月8日に粕屋町の成人式がさくらホールで開催されました。11時30分よりおよそ30分間、町長、来賓、青年団代表のお祝いの言葉が述べられ、その後成人代表が謝辞を述べ、粕屋町かをみんなで歌って終わりです。ちょっとしたハウニングがありました。
丁度町長の祝辞の時に、2階の入り口からどやどやと12~13人の派手な衣装の男の子たちが降りてきました。町長はそのまま祝辞を続行、一団はお構いなしに最前列に座ってペチャクチャ。成人代表の謝辞の時もやはりペチャクチャ。時には大きなセンスを揺らして、後ろからの視界を遮っています。
式はそのような動きを制することなく、そのまま続き終わりました。大きな事にはなりませんでしたがなんとなく後味の悪い後半20分でした。
式を主宰する側もとにかくやりきろうという姿勢でした。何とかならないのか、また新成人はどんな気持ちなんだろう、というわだかまりを抱いたままロビーに出ました。
そこでは、8年前なかばる小学校で担任だった井本先生が、卒業式の日に児童から預かったという「8年後の自分へ」という手紙と名札の入ったレジ袋を用意して待ってありました。
今日子どもたちに手渡すことを楽しみに、学校が変わるごとにずーっと持ちまわっていたそうです。
そこに先ほどの派手な衣装の子がやって来ました。まさに可愛い教え子と優しい先生という普通の感じなのです。
先ほどの傍若無人な態度とはまるっきり違っていました。正直ホッとしました。先生から聞いた話と役場職員から聞いた話では、あの派手な衣装に40万円ほどかかり、その費用はピザ屋さんで一生懸命働いて貯めたんだそうです。1歳の子どもを連れた振り袖姿の女性もいました。ロビーでの番外編です。
コメントをお書きください