12月議会が終わって

 12月16日に12月定例議会が終わりました。怒涛の、荒れた議会でした。

 

 報告しなければと思いつつ、なかなか整理ができず今日になりました。

 

 粕屋町議会は今危機を迎えています。すべてはPFI方式による給食センタ建設の債務負担行為を可決した、平成27年3月議会から始まります。否、本当はもっと前からだったかもしれません。

 

 そして今、平成28年12月定例議会、補正予算案についてです。突然、減額修正案が提出され委員会採決では賛成が多く可決、原案否決でしたが、本議会では減額修正案否決、原案の予算案はギリギリ可決、それも一票差で決まりました。

 

 事の内容は遅延損害金等を認めるか否かです。

 

 後でわかったことですが、双方の代理人の弁護士を通して暫定合意書を取り交わし、もし支払わなかければ工事本格中止、PFIの業者から何十億の損害賠償金を要求されるとこでした。

 

 昨年給食センター建設を一時中断して各小学校校区での説明会の開催をしました。そのことで3週間工事が止まり、最終的に開設が4ヶ月遅れています。それに対する遅延損害金等の経費が含まれた補正予算案が6月に提案されました。その時は内容が明確でないという理由で減額修正され可決(本田も賛成)しました。

 

 その後今回再び、建物の引き渡しを来年1月10日に控え、延期による運営費などの増額、賠償金などを再び精査し、目安額を打ち出し、その額を交渉の中心において話し合いをするための金額、5,868万円を含んだ補正案が再度提案されました。ところがまたその額を外した減額修正案が予算特別委員会で賛成多数で通ったのでした。

 

 どうなることかと思いましたが、本議会では無事可決。暫定合意書を取り交わした内容が無事履行されることになりました。PFI方式で建設することを決め、パートナーシップを組んだ以上は契約通りに事を進めなければ契約違反で訴えられます。

 

 遅延損害金など払う必要はないと息巻く議員は従来の公共工事のように行政のごり押しが効いたときの感覚で物事をとらえているのではと思わざるを得ません。

 

 一つの組織体として対相手には公平であらねばと考えます。

 

 ただ建設前の残土処理に関して私は問題があると考えます。当時の職員、執行部の対応に大きな認識不足あったために今回のような問題が起きました。この建設工事以前の問題をこれから議会、町執行部に問い続けようと思っています。

 

 

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コメント: 5
  • #1

    中野敏郎 (木曜日, 22 12月 2016 21:55)

    12月議会コメントお待ちしておりました。
    "暫定”ですから、これからですね。
    アクセスカウンターが無くなったような?

  • #2

    本田芳枝 (金曜日, 23 12月 2016 07:32)

    早速のアクセスありがとうございます。アクセスカウンターはjimdoの都合で消えています。画面を開いたときに出る最初の表示サインをクリックすれば出てくるのですが。多い少ないは一つの評価で私自身楽しみにしているので再表示を求めていこうと思っています。

  • #3

    中野敏郎 (金曜日, 23 12月 2016 08:56)

    私のもniftyの都合で消えたのですが、内々でアクセスレポートを見ることが分かり、それでチェックしています。検索語彙などの情報、どのページをどれだけ開いたかなども確認できて重宝しています。
    私も、このコメント欄を設定したいのですが、まだチャレンジできないでいます。

  • #4

    中野敏郎 (金曜日, 23 12月 2016 08:59)

    福永議員のブログ休止?は残念ですね。いろんな角度からの議会情報開示があるほうがいろんな判断材料になりますからね。

  • #5

    本田芳枝 (金曜日, 23 12月 2016 09:47)

    福永議員のブログは私も時々アクセスして読んでいました。だから今のビルダーの表示はとても残念です。仲間として何かもっと早い時点で動けなかったかと自問自答しているところです。