毎年地域の公民館で行われる自治公民館生涯学習(人権)研修会に参加しました。16日の午後7時より1時間半。平成27年3月にできた男女共同参画計画を中心にしっかり準備された、非の打ちどころがない内容でしたが、私には何かが違う、こんなやり方でいいのか、という疑問が残りましたので感想を述べてみます。。
テーマは「人権についての二つのアプローチ」で、普遍的視点からのアプローチ、個別的視点からのアプローチということを中心にお話がありました。
1時間半、講師の方が授業のように一方的にお話されるだけで、参加した区民の意見、感想を聞く場面が全く用意されていないのです。どういったらいいのでしょう、前の方に座っていたので皆さんの反応は分からなかったのですが、途中、動画などが取り入れてあり、飽きないように、わかりやすいように工夫をされている点は今までになく評価できるのですがもりだくさんで、「人権」というものへの意識改革が参加した皆さんの中で起こっただろうかと、とても気になりました。
多分私の人権感覚が変わったのだろうと思います。客観的に学ぶべきものではなく、主観的にとらえるもの、どこか遠いよそでの出来事ではなく、「私」が中心の考えになったからだろうと思います。「私」のより良く生きようとする権利を侵す、邪魔する、阻害するものに対して、「ノウ」と言える感覚を育てること、これが大事ではと思っています。
お話の中では、女性の、子どもの、高齢者の、障害者の人権・・・・と個別の人権に対する対処の仕方が中心でしたが、それに当てはまらない人の人権は?ということにならないでしょうか?
私にはそれぞれの人が、自分の立場で、どのようなことでもいいのです、自分が不快に思うことに対して「違う」、「やめていただけませんか」とそれがはっきり言える感覚を育てることが大事だと思うようになったのです。
もっと簡単に、ストレートに考えてもいいのではないでしょうか。
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