伊藤若冲、生誕300周年ということで全国で展覧会が開かれています。テレビでも放映され、私は初めてその絵のすごさ、生きざまのすごさに触れた気がしています。
図書館で借りた本になんと「薔薇」を描いた絵が2枚あって尚更びっくりしました。江戸時代のバラの文献はあまり残っていなくて、愛でられる花のランクとしては低かったようです。
この絵は 薔薇小禽図(動植さい絵)
3種類のバラの絵が描かれています。
「魔法の花々が咲く」と説明書き。
冬至の日本のバラ、ナニハノイバラやハマナスはこんなに枝一杯には花を咲かせないしそれぞれ一重なので、これはなんというバラなのか。
それとも想像の世界の絵なのか、とにかくバラ愛好家にとっては嬉しい、貴重な絵です。
「著色花鳥版画」より 薔薇に鸚哥図
おしゃれな花鳥図譜とあります。こちらのバラの方が枝振りといい実物に近いかな。
背景が黒に赤い薔薇、蕾もあります。画面ではわかりにくいと思いますが、花の色の濃淡が版画で出せているのがすごい。蕾も大きく、花としては今の花に通じているよう。
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