6日の一般質問初日の2番目に登壇しました。内容は「人づくり・まちづくりの構想は」
というテーマで、
(1)第5次総合計画
(2)職員体制
(3)防災
(4)地域
(5)住民サービス
(6)総括
という流れで町長の、町政に対する施策展開の根本の考え方を質(ただ)しました。
一つ一つの事項がそのひとつだけで一般質問の対象になるほどのテーマで論戦を交わす時間は本当に限られてしまい、(4)と(5)は一括してとなりました。
町長の考え方の基本は分かりました。トップダウンよりボトムアップだと何度も強調されました。職員から企画などの提案があるべきで、自分からは押し付けたくないという考えを述べられましたが、私はその基本に、総合計画を置いてほしいと要望しました。
第5次総合計画策定中に何度も感じたことですが、取り組みの割には理解と活用が進んでいないと感じられるのです。従来のやり方を踏襲していて、前年度の事業内容を基本にをしているところがあり、粕屋町の将来を見通した政策の上に今の事業があることへの認識が薄いと思われます。
粕屋町の基本計画は第4次総合計画の後期基本計画策定(平成23年度)から大きく変わりました。すべての施策、事務事業がこの計画に紐ついていて、それを評価して次の年に活かせばおのずと計画に沿ったまちづくりができるという、予算・決算の数字を見ればその事業の進行状況がわかるという優れものです。
4月から第5次総合計画がスタートしました。昨年の選挙で町長は変わりました。前町長が原案を作ったと思われる当初予算ですが、現町長が査定はしているのですから、現町長の考えを反映しているはずです。今の時期に問い、町長の姿勢を確認しておくことが今後の一般質問に役に立つと考えました。
給食センター建設対応に執行部も議会も追われている感じを見受けます。PFI方式というやり方は粕屋町のような小さな自治体には荷が重すぎますが、契約した以上はやりきらなければなりません。それが組織体の有様でしょう。議会も可否同数で「議長裁定」ではありますが可決しています。何が起ころうとも粛々と進まなくてはならないと考えています。後戻りはできない。
荷が重すぎて他の業務遂行に影響を及ぼし、住民サービスが手薄になるのではと案じます。今こそ、他のいろいろな事案に対しても目を光らせていなければならない、町長にも議員にも「覚悟」が必要です。共に頑張るためにも町執行部と15人の他の議員の皆さんへの私の覚悟は、「議会の審議の質を上げ、この町を誇りに思えるように次世代につなげたい」というものです。研鑽を積まなければなりませんね。応援をよろしくお願いします。
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