就学援助費、粕屋町の場合

 5月30日の西日本新聞の記事です。粕屋町の認定基準額は課税所得額300万円~349万円の欄に所属しています。

 

 FBに書き込みをされた方があったので、良い機会と思い調査しました。粕屋町の26年度の対象者は小学生351名、中学生220名の計571名、全児童・生徒数の数の13%に当たります。

 

 26年度の決算報告では就学援助費は1,144万円。28年度からクラブ活動費、生徒会費、PTA会費の3項目も追加しましたので、予算は200万円アップの1,314万円です。第5次総合計画が今年から施行されますが、その中の「子どもたちの生きる力を育む教育の推進」というところに「経済的理由によって就学困難な家庭に対する就学援助の拡充を図ります」という文言を入れてもらいました。

 

 ここ3年間の経緯を調べてみると、昨年は額がわずかですが減っています、子どもの数が増えているにもかかわらず、です。それが今年の追加項目で歯止めがかかって増額です。頑張って主張して計画に載せてよかったと思いました。

 

 粕屋郡内の基準額状況は新宮町が350万~399万円、久山町と粕屋町が300万349万円。篠栗町が250万~299万円、志免町、須恵町は200万~249万円でした。子どもの数は粕屋町が最も多いので、粕屋町の支援は近隣に比べて手厚いということになります。

 

 新聞の記事によるとPTA会費、生徒会費、クラブ活動費を追加している自治体は回答した九州215市町村の1割でした。