29日夕方、16時30分より18時までサンレイクで議会報告会を開きました。今回の目玉はパネルディスカッションでした。私もパネラーの一人でした。町民の参加者は61名。帰りに皆さんのお顔を拝見すると、どうだったのかな、満足いただけたかなとちょっと心配です。アンケートの結果を見てみないとわかりません。良くも悪くもこれが粕屋町議会の限界かなとも感じています。
私は23ヘクタールの敷地内に4ヘクタールの遺跡保存地域があるので、その保存に粕屋らしさを出すやり方の提案と、それに隣接する形で公共の複合施設建設を提案しました。ほかに4人、その方たちと私の違いは明白。私は夢物語ではなくて現実路線。与えられた条件の中で如何に住民目線のまちづくりを進めるかです。
基本となる開発内容がまだ未定で、だれがどう開発できるのかが明確ではないのです。持ち主は国立大学法人。移設の資金が必要なために売り急いでいますが、スムーズにいっていません。
粕屋町が開発するためには取得費用が必要なのです。その中で遺跡保存の用地取得は国の補助金、それならそれを活かそうというのが私の立場。
こんな制限があることを言えば他の方の夢を壊すことになるから、中途半端なパネラーになってしまいました。
討論の内容提供が不十分でした。できることとできないことが不明瞭なのです。この地にはちょうど真ん中に国の指定を受ける予定の遺跡があり、全体をまとめて考えるのは難しい。広い広いと皆さんおっしゃるが、私にはそうは思えない。
粕屋町に欠けるもの、それは粕屋らしさをどこに求めるかでしょうね。町民のアイデンティティです。駕輿丁という歴史ある地域、その場所、でも現在その歴史再認識するものはほとんどない状態です。その中での昨年来からの、飛鳥時代から奈良時代における政庁跡と正倉群の発見、それを活かさない手はないですね。
それをどうまちづくりに反映するか、でしょう。
それにもう一つ足りないものは、公共施設が一か所に集中しすぎていること、この地に保存地域に隣接して住民サービスを展開できる複合の公共施設を持ってくること。
目新しいものはないのですが、最低これだけは必要ですし、実現するためには今から準備がいります。私の続きは6月の一般質問に、です。
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