議会最終日の昨日、増額修正案は8対7で否決しました。粕屋町議会のひとつの危機は脱しました。
予算修正は議員に認められた権限のひとつですが、本来は不必要な予算配置と思われる事業予算を外す減額修正で、減額した残りの予算を通す手法です。反対で止まったままの予算審議だと予算執行ができず住民にそのしわ寄せが行くからです。
今回の増額修正はその予算に上乗せした形で、財源は予備費の2000万円から充てるという、二つの意味で到底賛成できないものでした。
予備費は万が一の時に自治体がいつでも自由に取り出せる、セーフティネットというべき費用です。だから緊急の場合のみに使われるべきもので、文化祭のミュージカル委託費のためになど考えられないのです。4万5千人の命を預かっている粕屋町役場。いつどのような災害が降りかかってくるかもしれないのです。否決できて、とりあえずホッとしています。
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