粕屋町の2中学校の不登校の動向

 粕屋町学校経営発表会・報告会は今年度で3回目です。粕屋町の2つの中学校はここ3年間、学力向上と不登校問題に特に力を入れてきました。学力は当初は県平均と比較してどのくらいという報告でしたが今はより高い全国平均との比較で報告されました。まだまだですが少しずつ向上しているように見受けられます。

 

 問題は不登校児の多さです。両中学校併せて50~55名で推移しています。課題として取り組んだ結果、報告会では確実に減るのですが、年度初めにはまた同じ状況です。これは全国平均(2,08)、それよりも高い県平均(3,02)を大きく上回っています。

 

 小学校でも確実に増えているようですが、これはまだはっきりとは〇名とは報告されていません。不登校の規定が連続して30日以上の欠席となっているからだろうと思います。不登校気味の子はいますという表現を先生方はされます。

 

 中学校や小学校の高学年で対処しても簡単にいかないことが多いようで、また学校だけの対応も難しいようです。私は小学校に上がる前からの切れ目のないサポートがいるのではと考えているので、子育て支援と同時に児童センターの機能を兼ね備えたこども館の建設を11年以上も前から主張してきました。

 

 運営にどのくらい力を入れてくれるのか、予算書での説明を聞いて確かめます。「こども館建設特別委員会」の委員長として昨年の4月からかなり突っ込んだ意見を述べてきましたが実際はまだわかりません。もし不十分であればあきらめずに言い続けます。まだスタートに立ったばかりですから。